プリウス

 振り替え出勤やらで忙しくてここに書くネタはあるのですがまとめているヒマがありません。最新の運転席写真からお察しください。外観はGR-XTとDIXCELブレーキ以来いじっていません。というよりも考える余裕も無いのが現状です。
整備のためトヨペットへと向かう途中、すっかり夏景色です
 昨日出勤になったため、日曜夕方から京都トヨペットへ行きました。5000kmごとのオイル交換とGR-XTのローテーションです。REGNO GR-XTは残りの溝を見る限り10000kmは余裕で保ちそうです。さらに今回の整備では、ホイール脱着時に新旧のホイールナットが混ざると面倒なので後のハブナット(左右計10個)を新品にしました。リアブレーキやリアのハブボルトはそのままです。
 今日いっぱいで高速上限千円や無料化が終わりだというのに遠乗りもできず、整備上がり後にこの車と縁が深い京都縦貫道(明日から有料)を走りました。

Prius ODD Meter 145134km.

プリウス

 府道の通行止めを回避するかどうか?ゴリラプラスを本格運用するかどうかの最初の試験です。
純正ナビは相変わらず通行止めルートを推奨(別ルートで犬打峠)。
ゴリラプラスは新設された高速道を使い、楽そうなルートを提案。
 少なくとも同じルートが出なくて安心しました。ゴリラプラスのルートは山田川ICから木津市街を通過する点が少し気になりましたが深夜なので混むことも無いと思い提案ルート通り走行。R24からはR163→r6と桂川CR全線を走行するパターンと同じルートになります。r6は狭く暗く深夜に一人で走ると寂しいというレベルを超えています。
 何年ぶりかの和束ローソン訪問、プリウスでは初。そのままの経路で引き返すのも面倒なので帰路は犬打峠の激坂越えを選択。一度だけANCHORを押しながら歩いて登った苦い記憶があります。当時はコンパクトクランクも無くよくもこんなところまで往復できたものだと若かりし頃の自分に感心しました。
深夜の和束ローソン前信号待ち
 純正ナビとゴリラプラスを併用しているので純正がGPSをロストして登山を開始してもゴリラプラスが高感度GPSとゴリラジャイロ(GG)で追従しているのは感心しました。GGは感度が高すぎる(サチる?)ようでGを少し掛けると道を外れますがGPSを補足すると直ぐに道路上に復帰します。高感度な割に浅い角度の分岐は間違える事があります。特に片側がトンネルや高架下に入る場合に自車位置の推定に失敗します。この辺は車速パルスや操舵角センサ(後日訂正:どうも純正ナビが拾っているのは車速と後退のみのようです)をつないでいる純正が有利なハズです。しかし、いかんせん地図が古く通信能力も貧弱で通行止めを回避できないようでは使えません。ゴリラプラスはGPS+ジャイロだけで良く追従している方だと思います。
 とりあえず、使えそうで安心です。高速道などはもう少し検証する必要がありそうです。ぱっと見た目ではアイコンが小さくなりすぎて表示が読みにくいのが気になった程度でしょうか。音声案内のタイミングは純正と驚くほどタイミングが似ていて違和感が皆無です。

Prius ODD Meter 144996km.

プリウス

ゴリラプラス設置、鴨川の堰まで描き込まれてます。
 ようやく振替休暇が取れました。とはいってもフラフラで病院、薬局のいつものコース帰りにPNDを買ってしまいました。三洋のゴリラプラス NV-SP200DTポータブルナビ(PND)。この機種は通常のゴリラとは違いNTTドコモとの契約が必須(契約済のFOMAカードが無いと動かない)です。後日追記)よく調べてみると、ゴリラプラス通信機能オフについてに書いたとおりFOMA契約無しでも一応ナビとしての動作はします。
 先週買い物途中にドコモショップで問い合わせたところ、「本体は販売していませんが量販店かどこかで買って持ち込んでもらえればセットアップはできます」との回答をもらっていました。京都トヨペットもSBMの代理店なのでドコモは扱えず。ちょうどクーポン券が来ていたスーパーオートバックスで本体を購入し、ドコモショップへ持ち込むことにしました。
 ドコモショップにてFOMAカードの発行について若干店員さんが手間取っていましたがこっちも遠出するような体力は無いので店内でNV-SP200DTのマニュアルを読んだりスマートフォンをいじっていました。FOMA回線の契約は最も安いドコモドライブネットのPND向けドライブネットプラン ドライブネットプラン割にしました。525円が前面にでていますけど、実際は基本料315円がかかるようでトータルランニングコストは840円/月(ドコモドライブネット無料キャンペーン割引で2か月弱は315円割引で525円/月)です。地図の更新をFOMA回線で行うと一気にパケットを使うようなのでまずは更新せず、SDカードでアップデートしてから人を乗せる場合など必要に応じてアップデートします。私の通常使用はVICSやプローブ情報のみです。
 山岳地帯でFM VICSが放送圏外になってもFOMAならばデータが取れると期待します。エアーナビAVIC-T77にするかどうか非常に迷ったのですが通信機能のキャリアがSBMとの事で市街地はともかく山岳地帯でのエリアにかなりの不安があるので土壇場でゴリラプラスに変更しました。道の駅の駐車場が圏外では不採用確定です。
 道の駅でさえ食堂前でしか入らないSBM…。後日追記)2011年10月よりiPhoneをauが扱うようになり張り紙は無くなりました。
 しばらくは純正ナビと併用で様子をみます。

Prius ODD Meter 144896km.

プリウス

 休日出勤の帰り道、土砂降りの夜な夜なかるーく南方面にでも行こうかと思い、和束ローソンへ向かいました。一応ナビに目的地をセットしましたがR24の山城大橋の先で左折して大正池のところを通る何度もロードで走った道です。ところが、ここから登りが本番というところで以下の写真の看板がありました。崩土のため全面通行止。ご丁寧に和束へ行けないとの注意付き。ただし、迂回路の指示は無い。ここを通る人なら知っていて当然なのか。

 予告看板もVICSによる案内も見なかったため、遠回りでもR307で迂回したら良かったと思いつつも、明日も出勤(いつ振休取れるやら?)なので大人しく山城大橋に引き返しR307で枚方大橋方向へと引き返しました。目的地は途中にあるローソン京田辺草内店へ変更。復路はR1かR171で帰ろうと思ったら、新しい高速の看板があり走ってみました。阪神高速8号は2010年春版のDVDに載っていないらしく鴨川西ICはナビ画面では空中を走っていました。
鳥取道の件といいそろそろ純正DVDナビの限界を感じる今日この頃です。
「2010年春 DVD全国版」(品番:08664-00W96)に対する不満点は私が気づいただけで既に、
鳥取市周辺の鳥取道が点線
山陰道が未掲載(R9走ってもいいっちゃいんですけど、なんだか損した気分)
与謝天橋立ICが無い(京丹後、但馬方面へかなりの近道ができます)
鴨川西ICが無い(というか、阪神高速8号の一部が無い←関西以外からの人にはややこしいと思う)
R27下山バイパスが無い
等々、去年8月8日にカーナビ地図ソフト更新してから一年も経たずに積み上がってきています。これから開通する予定だけも小浜IC(2011年7月)、養父IC(2011年度内)等がありどんどん古くなっていきます。

Prius ODD Meter 144590km.

プリウス

 今週は土日とも休日出勤となってしまったため、更新が鈍くなります。先週取り替えたフロントブレーキですが仕事帰りに意地の深夜走行で何とか削っています。洗車後や雨が降った後などパッドが当たる面については純正同様にサビが出ます。パッドが当たらない部分については防錆塗装が有効なようでベンチレーテッドディスクのフィンなどは綺麗なままです。特にホイールと接するハットの部分がTWSホイールと同じ銀色の塗装となっているため黒塗装の純正と比べて色が揃っていい感じです。
ローター表面が走行後は純正同様に鏡のようになります。(この写真の時にはまだ塗料が少しだけ残ってます)
洗車直後、スリット付近の乾き方が分かります。ハット部分の色がホイールと良く合います。
 写真を見ていただければ分かるように走行後はハットの部分に黒いダストが溜まりますが純正品と比べて多いと言うよりは塗装色が黒と銀で目立ちやすいだけです。1000km走っただけですがDIXCELのブレーキダストは純正とは異なりローターからの鉄粉が減る(パッドからの粉は大差ない)ようで洗車機などで水を掛けるだけで簡単に落ちます。
 あと、スリットはダストのたまり場になります。低速走行が続くと特に酷く高圧水を掛けるか高速走行で吹き飛ばすと綺麗になります。冷えている状態であっても指で触るものではないようです(ドライでハードに走ると煙草に点火できるほどローターは高温になるとか…プリウスでも可能か?)。ダストがスリットに落ちることでパッドとローター摩擦面の間が密着しやすくなり、初期制動力が純正よりも良く、鳴きも少なくローターが錆びた状態でも静かになりました。プリウスの場合低速ではエンジンが停止しているためブレーキの摩擦音が良く聞こえます。パッドやローターの寿命はスリット無しの方が良さそうですが安全第一ということで満足です。ディクセルの標準(焼き入れ無)ブレーキローターはヒートクラックが入りやすいらしいのでスリット付近を中心に注意します。まぁ、車速や車重も小さく回生ブレーキの支援まであるディスクブレーキにはヌルヌルの状態でクラックが入るほどヤワでは無いとおもいますけど、どうなるやら。

Prius ODD Meter 144447km.

プリウス

 昨日体調を崩したため病み上がりにも関わらず、午前半休の病院帰りに京都トヨペットさんへ入庫し定時後に引き取りに行くというバタバタのスケジュールとなってしまいました。もともとは一日有給で体も車も休める予定でしたが安全に関わる部分なので決めた以上先送りにしたくありませんでした。
 15万km近くまで定期点検以外は放置状態だった重要保安部品ブレーキの交換に着手。プリウスの場合フロントへの負荷が非常に大きいためまずフロントから交換しました。万が一を考えてリアは同時に作業を依頼せず、新しいフロントブレーキが落ち着くまで数千kmはリアはそのままにしておきます。ローター両側割れやフルード全喪失か何かでフロントブレーキ機能喪失といった最悪の状態でもリアのドラムブレーキをワイヤーで動作させて減速する事ができるように。「想定外」などという言い訳は全く通用しません。
 私の場合、ローテーションやスタッドレスなどでホイールごとタイヤを交換する頻度が高いため念には念を入れてブレーキディスクとパッドと同時にハブボルト/ナットも前のみ交換しました。通常は廃車まで交換不要とのことです。軽量化のためにチタンやアルミ製のボルトやナットもあるようですが耐久性重視で純正の鉄ボルト/ナットをリピートしました。チタンやアルミはインパクトレンチが使用不可になるので整備性も落ちます。
 以上、交換のリスクについて書いた上で本題の新品について。ブレーキディスクはDIXCELのスリットディスクローターSD 3119175S。TWSホイールの細いスポークのせいでディスクが丸見えとなり錆びているのが結構目立っていました。この対策として防錆加工済みの製品にすることで外観もマシになるのではないかと思います。さらにスリット入りとすることで制動力と見た目も強化。
DIXCELスリットディスクローター(ピカピカ)
純正ディスク14万km走行雨天後(サビサビ)
 ブレーキパッドは街乗り用のEXTRA Cruise 311366を選択しました。値段と初期制動力が選択の決め手です。公道のみでの使用で回生ブレーキがあるためコントロール性や耐フェード性は余り重視していません。ストリート用ダスト超低減パッドM typeは魅力ではありますがEXTRA Cruiseに比べて値段が2倍もするためボツ。
 交換前にこれまで使っていたパッドの残量を探ったのですが半分強を消費し残り4mmというところです。パッドの残量は放熱に影響するようで高熱にさらすと一気に無くなる恐れがあるので一緒に交換しました。ZVW30のように安定したリアブレーキの制動力が期待できる四輪ディスクブレーキ車両ならばもう少し粘ったかもしれません。
純正14万kmL 純正14万kmR
DIXCEL新品L DIXCEL新品R
 DIXCELのブレーキパッドは新品で表面加工がされているためか若干ブレーキダスト(黒い粉)がスリットやホイール内側に付くようです。まだアタリが付くほど走れていないのでもう少し走ったら少なくなるかもしれません。制動力は交換直後でも落ちた感じがせず、新車で購入したときのレンタカーの同型車と比べてブレーキが効かないという違和感がこのブレーキではありません。強力な制動力と引き替えに純正と比べれば耐久性が劣るかもしれませんけど、油圧ブレーキの使用率が通常車両と比べ低いため気になりません。14万kmが10万kmになっても25万km手前の交換になる計算で十分な寿命です。廃車までにブレーキパッドやブレーキライニングを交換しているプリウスは徹底的に酷使されるタクシーや営業車ばかりのような気も…。
 やるならば徹底的にということでキャリパー本体の樹脂パーツ(ディスクブレーキ シリンダキット)を交換しオーバーホールもやってもらいました。自動的にブレーキフルードも取替となります。前回車検時に交換してから6万km以上(/1.5年)走ってるので時期的にも替えて良かったです。整備についてはバッチリだと思います。
 プリウスの運用コストでバッテリについて良く聞かれますが、バッテリ等の電動機よりもガソリンやタイヤ、油脂類などメカ系の方がずっとお金が掛かっています。純粋にバッテリのコストが問題になるのはHVよりもEVではないでしょうか。そういえば、EVの排気量(0cc?)や排ガス規制目標達成率(100%??)ってどういう扱いなのか調べていませんでした。

Prius ODD Meter 143190km.

プリウス

 REGNO GR-XTに交換してから初の雨天下での走行。日曜日は走り出して直ぐに止んだので市街地のみ10kmしか走れずようやく今日100km近く走ることができました。ウェットグリップが水に弱いスタッドレス以下だったらどうしてくれようかと思いながらチェックしたところ予想に反してかなりいい感じでした。夏タイヤだから当然といえば当然。
 GR-9000よりも柔らかくできているのが雨天下でプラスになるようで本来エコタイヤが不得意とするはずのウェット路面でも快適に走行できました。2000km程度しか走っていない新品にも関わらずスリップを警戒して丁寧な運転をしたのもGR-XTに合ったと思います。GR-9000が本領(?)を発揮する極端な荷重移動やハンドルだけで曲げる操作をGR-XTはかなり嫌うのも分かりました。スタッドレスタイヤと同様にできるだけ四輪均等に荷重が掛かるよう操作をするといいようです。(縦横というよりも偏荷重に対して弱くなってるっぽい、トラックやミニバンには不向き)
 GT-3では滑りまくる濡れたマンホールの上を何周か通過してブレーキを掛けたり加速してみたりしましたが、滑るどころか鳴く気配も無く段差を感じる程度で拍子抜けしました。高速で濡れた鉄板上を通過したらどうなるかは知りません(そんなの公道では試せません)が普通のエコタイヤよりずっと安定して走れそうな雰囲気です。GR-9000と同様にすぐには見えない部分でキッチリ作り込んである辺り、REGNOシリーズはかなーりマニアックなタイヤになっている模様です。
 溝を削っていってもウェットグリップが維持できるかどうかは要検証です。やっぱり最大の問題は値段か?

Prius ODD Meter 142286km.

プリウス


 ETC休日割引上限1000円も残りわずかで廃止になりそうということで高速長距離走で奥越地方へ久しぶりに行くことにしました。
 前回は北陸道から九頭竜湖へと上がった2006年7月2日以来2度目の九頭竜湖駅。前回来たときは災害でバスが代行運転をしていた状態で2007年に復旧はしたものの電車が停まっているのを一度も見ていません。美濃側への鉄道の接続計画は中止されたようで路線名だけが越美(越前-美濃)北線となっています。現状では実質嶺北-奥越間の路線です。
 前回福井ICから九頭竜湖までのR158でやたら時間が掛かったので今回は東海北陸道で折り返すコースにしました。シーズンオフのためか走行している車も少なく快適に走ることができました。中部縦貫道が途中までできていたため立派な橋梁とトンネルでかなり楽に通行できるようになっています。九頭竜湖の辺りは相変わらずですけど徐々に延びていくと思います。
 REGNO GR-XTで高速を走っても特に問題は無いです。しかし、降雪地の荒れた舗装ではうるさい区間があるのとGR-9000と比べると高速での進路変更時に操舵感がつかみにくい感じはします。

Prius ODD Meter 142286km.

プリウス

 一昨日のGR-XTとオイル交換待ちの間、発表されたばかりのプリウスα(DAA-ZVW41Wシリーズ)のカタログをもらってじっくり読んでいました。コンフォート並みの実用車たるNHW20とは比べるべくも無いぐらいに気合いの入った立派なカタログです。サクシードというよりはイプサムよりです。残念ながら試乗車も展示車もまだ届いていません。
 まず、気になったのが15インチホイールの設定がありません。これは燃費や維持費に影響が大きいです。イプサム240uの16インチサイズが標準です。燃費チューングレードと思われるSグレードのLセレクション(ムチャクチャややこしいタイプ名)が205/60R16 92V+16×6.5Jスチールホイール(ホイールキャップ付き)というサイズ。ランフラットでもTPMS装備でも無いのにスペアタイヤは全グレードでオプション。イプサムでは設定されていた205/65R15がなぜ無いのか?。
 インパネはこれまでのプリウスユーザーの声がかなりフィードバックされているようです。バイザー付き、燃費運転に必要最低限の表示(ドライブモニター、ハイブリッドシステムインジケーター、バッテリ残量表示)がすっきりレイアウトされています。NHW20で液晶タッチパネルで最悪に使い勝手が悪く、ZVW30では独立パネルで少しマシになったエアコンコントロールパネルが凝ったダイヤル付きに改善されました。個人的に走行モードスイッチはいりません。
 ドライブトレインの説明はハイブリッドシステムの見開き以外にほとんど無くZVW30とほぼ同一だと思います。カタログでは積載能力の説明に力点が置かれ、サスペンションや空力改善パーツの説明がごっそりありません。一方でメーカー・ディーラーオプションの豊富さはすさまじいです。ワゴンやミニバンのカタログとはそういうものなのかな。

プリウス

オリジナルサイズ(4.3MB)
 真横から見るとGR-XTの存在感は今ひとつですがトレッド面は凝ってます。それならば写真の撮り方を工夫すればいいのでは?ということで撮ってみました。上手い具合に桜の木が写り込んでゼロウォーター+ブリスX(リアクオーターパネル辺りのヌラヌラ感はブリスです)の効果が分かると思います。リアバンパーのような汚れまくる樹脂パーツは難しく反射具合も今ひとつです。明日リアバンパーに重ね塗り予定。
 私の乗り方の場合、夏タイヤでもスタッドレスでもショルダーが削れる傾向にあるため、今回は意図的に空気圧を上げてセンターから削るようにしています。写真で見る限り、500km位走行してだいたい思惑通り。
 BLIZZAK REVO GZをボロボロにした可能性が最も高くGR-9000を含めたどのタイヤ(覚えているだけでGT-3,TRANPATH MP4,REVO1,REVO2,REVOGZ,DSX-2,GARIT G5等)で走ってもうるさい北陸道の敦賀→木之本間を走ってきました。GR-XTでもこれまで同様に路面が荒れた区間で高速走行すると車内はかなりうるさくなります。もはやタイヤではどうにもならないレベルなのでしょうか。車体側での遮音が必須?ノロノロ走れば少しマシにはなります。
 GR-XTの乗り心地は段差に対して非常に良くなっていて駐車場出入口の側溝を乗り越える時の衝撃が柔らかくなりました。走行中も橋梁の継ぎ目など分かりにくくなっています。
 一方で北陸道や名神などの追い越し車線を高速走行するとGR-XTはスタッドレスのように直進安定性(安定感というか…)が悪く、賤ヶ岳付近にある事故多発の勾配付き急カーブなどは若干不安感があります。スタッドレスの要領で丁寧に走れば滑るわけでは無いのでグリップに問題があるというよりもタイヤが柔らかいがために(セミバケットでも)運転席やハンドルにグリップの情報が伝わって来ないようです。エコタイヤとして追い越しを積極的に仕掛けるような走り方自体がNGなのでしょうか。
 あと、GR-9000ではカーブでは全くといっていいほど鳴かなかったタイヤがGR-XTではREVO GZのように直進時は静かでもハンドルを切ると微妙にノイズが大きくなります。総合的なレビューとしてcarviewのブリヂストン レグノ GR-XT 試乗レポート 穏やかな乗り心地と高い静粛性で最後の考察で書かれている、

 もちろん、こうした操縦安定性の両立はそれほど単純な問題ではなく、ラベリングで転がり抵抗A、ウエットグリップbを取得し、なおかつ静粛性と乗り心地を日本トップレベル=世界トップに仕上げるというのは相当にハードルが高い。オールラウンダーはほぼ不可能で、どこかの速度域に特化させる必要があったのかもしれない。
 レグノの性能が比較的速度が低い…“日本の交通法規”に即していると考えれば、これは頷けるし、その速度域で静粛性、乗り心地、転がり抵抗をしっかり作り込んだということだろう。穏やかな乗り心地や、高い静粛性を求める人にオススメのタイヤだ。

というコメントは実際に乗ってみて実感できました。GR-9000の高速域での鬼マージンはすっかり無くなっています。0-60km/h付近で最も改良が分かっていい感じではないでしょうか。高速を長距離運転する分にはGR-9000の方が良かった気もします。ETC割引上限が廃止されるのを見越して一般道を流すのを想定したのでしょうか。それとも昨日の記事に書いたように欧州輸出を目標としてか、両方か?。背景がイマイチつかめません。非常に高価な商品のわりに説明不足です。今時「REGNOだから」だけで売れるとも思えません。少なくともREGNO同士の新旧でコンセプトが変わっているのに背景が無いのはどうでしょう。GR-9000のイメージとは違って、GR-XTは街乗りにすごく合うタイヤだと思います。
 タイヤ館では5/31までREGNO GR-XT 30日間交換キャンペーンという強気の販促をやっています。このキャンペーンは買ってから知りました。私は返品する必要があるとは思いませんが耐摩耗性(早期摩耗)が元々保証対象外なのでどうなるやら。
 まとめると、基本的な部分は良くできていますが標準品との価格差を正当化するための+α部分がエコ化でブレてしまい怪しくなっている感じがします。ブリヂストンの最高級というブランド志向でゴリ押しできるならいいのですが実際の走行性能としては価格分ほどのプレミアム感が私には感じられません。使えるタイヤではあるのでスリップサインまで削ると思います。しかし、よほどビックリするようなパフォーマンスを見つけない限りはリピート予定はありません。BSでは非常に高価になりますが、GR-9000ベースで偏摩耗対策がされているREGNO GRVの方が次期候補になります。TRANPATH MP4で試したことがあるミニバン用タイヤはサイドを硬くしてあるので私の期待には合いそうです。

Prius ODD Meter 140712km.