GR-XT評価続き

オリジナルサイズ(4.3MB)
 真横から見るとGR-XTの存在感は今ひとつですがトレッド面は凝ってます。それならば写真の撮り方を工夫すればいいのでは?ということで撮ってみました。上手い具合に桜の木が写り込んでゼロウォーター+ブリスX(リアクオーターパネル辺りのヌラヌラ感はブリスです)の効果が分かると思います。リアバンパーのような汚れまくる樹脂パーツは難しく反射具合も今ひとつです。明日リアバンパーに重ね塗り予定。
 私の乗り方の場合、夏タイヤでもスタッドレスでもショルダーが削れる傾向にあるため、今回は意図的に空気圧を上げてセンターから削るようにしています。写真で見る限り、500km位走行してだいたい思惑通り。
 BLIZZAK REVO GZをボロボロにした可能性が最も高くGR-9000を含めたどのタイヤ(覚えているだけでGT-3,TRANPATH MP4,REVO1,REVO2,REVOGZ,DSX-2,GARIT G5等)で走ってもうるさい北陸道の敦賀→木之本間を走ってきました。GR-XTでもこれまで同様に路面が荒れた区間で高速走行すると車内はかなりうるさくなります。もはやタイヤではどうにもならないレベルなのでしょうか。車体側での遮音が必須?ノロノロ走れば少しマシにはなります。
 GR-XTの乗り心地は段差に対して非常に良くなっていて駐車場出入口の側溝を乗り越える時の衝撃が柔らかくなりました。走行中も橋梁の継ぎ目など分かりにくくなっています。
 一方で北陸道や名神などの追い越し車線を高速走行するとGR-XTはスタッドレスのように直進安定性(安定感というか…)が悪く、賤ヶ岳付近にある事故多発の勾配付き急カーブなどは若干不安感があります。スタッドレスの要領で丁寧に走れば滑るわけでは無いのでグリップに問題があるというよりもタイヤが柔らかいがために(セミバケットでも)運転席やハンドルにグリップの情報が伝わって来ないようです。エコタイヤとして追い越しを積極的に仕掛けるような走り方自体がNGなのでしょうか。
 あと、GR-9000ではカーブでは全くといっていいほど鳴かなかったタイヤがGR-XTではREVO GZのように直進時は静かでもハンドルを切ると微妙にノイズが大きくなります。総合的なレビューとしてcarviewのブリヂストン レグノ GR-XT 試乗レポート 穏やかな乗り心地と高い静粛性で最後の考察で書かれている、

 もちろん、こうした操縦安定性の両立はそれほど単純な問題ではなく、ラベリングで転がり抵抗A、ウエットグリップbを取得し、なおかつ静粛性と乗り心地を日本トップレベル=世界トップに仕上げるというのは相当にハードルが高い。オールラウンダーはほぼ不可能で、どこかの速度域に特化させる必要があったのかもしれない。
 レグノの性能が比較的速度が低い…“日本の交通法規”に即していると考えれば、これは頷けるし、その速度域で静粛性、乗り心地、転がり抵抗をしっかり作り込んだということだろう。穏やかな乗り心地や、高い静粛性を求める人にオススメのタイヤだ。

というコメントは実際に乗ってみて実感できました。GR-9000の高速域での鬼マージンはすっかり無くなっています。0-60km/h付近で最も改良が分かっていい感じではないでしょうか。高速を長距離運転する分にはGR-9000の方が良かった気もします。ETC割引上限が廃止されるのを見越して一般道を流すのを想定したのでしょうか。それとも昨日の記事に書いたように欧州輸出を目標としてか、両方か?。背景がイマイチつかめません。非常に高価な商品のわりに説明不足です。今時「REGNOだから」だけで売れるとも思えません。少なくともREGNO同士の新旧でコンセプトが変わっているのに背景が無いのはどうでしょう。GR-9000のイメージとは違って、GR-XTは街乗りにすごく合うタイヤだと思います。
 タイヤ館では5/31までREGNO GR-XT 30日間交換キャンペーンという強気の販促をやっています。このキャンペーンは買ってから知りました。私は返品する必要があるとは思いませんが耐摩耗性(早期摩耗)が元々保証対象外なのでどうなるやら。
 まとめると、基本的な部分は良くできていますが標準品との価格差を正当化するための+α部分がエコ化でブレてしまい怪しくなっている感じがします。ブリヂストンの最高級というブランド志向でゴリ押しできるならいいのですが実際の走行性能としては価格分ほどのプレミアム感が私には感じられません。使えるタイヤではあるのでスリップサインまで削ると思います。しかし、よほどビックリするようなパフォーマンスを見つけない限りはリピート予定はありません。BSでは非常に高価になりますが、GR-9000ベースで偏摩耗対策がされているREGNO GRVの方が次期候補になります。TRANPATH MP4で試したことがあるミニバン用タイヤはサイドを硬くしてあるので私の期待には合いそうです。

Prius ODD Meter 140712km.