エアバルブコアが左側2本続けて空気漏れを起こしディーラーで見てもらったところ最初に交換した1本以外全て緩んでいたとのこと。きちんと取り付けていない状態で空気圧調整を繰り返したため最終的にコアが歪み空気漏れへと至ったらしい。
対策としてはたまにコアの増し締めを行えば良いとのこと。過走行の影響でしょうか意外な整備抜けでした。
パンク修理キットにコア回しは付いていたのですが使い勝手の点から専用品を購入して載せました。エアゲージ、摩耗計、キャップ外し、虫(コア)回しとタイヤまわりの工具が増殖中。
虫回しドライバーを車載
やはり、車両整備の中心はタイヤ回りなのでしょうか。
エーモン T769 虫回しドライバー
JAFツーリングマップ2013へ交換、ツーリングマップル関西版購入
常時車載のJAFツーリングマップとツーリングマップル関西版
新しいJAF地図が届いたので2012年版を廃棄し2013年版を載せました。非常に軽い上に一覧性が高くナビの表示と食い違うときなど何度か使っています。AVIC-MRP006に替えてからは毎月更新のおかげか出番は減っていますがトラブル時や打ち合わせには紙を広げて書き込んだ方が便利です。
一方で、オートバイ用の小ぶりなツーリングマップルの方が私の休日の走り方には合っているらしく土日は鞄にツーリングマップルを入れてあります。表紙の通りオートバイ目線の地図なので道幅が狭いという記述に対しては四輪(特に3ナンバー幅)ではほとんど走行不可能なレベルかと思います。R425については日本三大酷道と書かれています。普通の地図とは違って実走した感想や土地毎の食べ物紹介などが書かれている所もカーナビには無い情報で優れています。
ツーリングマップル巻末の紹介ではさらにオートバイ向けの高価なtypeR仕様(リング版B5オーパー仕様)も有るらしいのですが書店の店頭に無く現品が確認できなかったため標準仕様を購入しました。地図は使い勝手があるので通販よりも店頭で購入した方がいい商品だと思います。
日経ビジネス2013.6.24
ひさびさの雑誌レビュー。特集が”農協支配の終焉”ということで『のうりん』シリーズのような強烈な話かと期待して読みました。パロディまみれ品のかけらも無いライトノベルの後追い特集ということで。
…。内容が無い。農協に絞るなり品目を米や野菜などどれかに絞るということも無くテーマがバラバラでこんな問題、あんな問題があります。こんな組織もありますという紹介記事だらけ。最も参考になるのがJA全中会長さんのインタビューだったり。質問が利潤追求の方向に偏っているような気もしますけど、現組織を維持するという責任を負った彼の立場がよく分かる内容です。まとめ方はポジショントークそのものという記事になっているような。
『のうりん6』を読んでいたら281ページの
日本の農業人口は二十六万人(注)。平均年齢は六十六歳。
普通の企業なら定年退職している年齢だ。
二十六万人(注)のおじいちゃんおばあちゃんが、先祖伝来の田んぼや畑だけは残そうと、都会に出て行った子供の家族に米や野菜を届けてあげようと、ほとんど使命感だけで農業を続けている。
(注)統計上正しくは平成23年は 260万人農林水産基本データ集(http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/)より、もう片方の平均年令は正しく平成23年は 65.9歳、同データ集より。
こんなフィクション作品の表現の方が手厳しいかと思います。TPPやアマゾンの参入といった外的要因も問題かもしれませんが、それ以前に現状維持が自滅への道と繋がっていないかという検証はどこへ?
私は儲かる農業への転換をして利益が上がれば農家が満足して存続できるというわけでは無いと思うのですけど、この点については農協サイドの主張に繋がる(と判断された)ためか触れていません。
残念ながら、農業だけでは無く家電など他の産業も同じような衰退を見せている現状でどこか他人事な特集記事でした。大手出版社には関係ない?出版業界は成長産業なのでしょうか。利潤追求でこんな特集を組んだのだろうか?疑問だけが残る号でした。
鹿の跳ね方
対向車との間に何か影が複数横切ったので減速しつつハイビームにしたところかなりの速度で走る鹿が横断していきました。一目散に走って行ったので目視では一瞬でたぶん3頭です。後日SDカードを引き上げて調べてみるとドライブマン720Sの記録には最後の一頭がハイビームで浮かび上がっていました。
後ろ足を着地すると同時に前足を持ち上げる
前足を伸ばして後ろ足で蹴る
後ろ足を伸ばして前足で着地
後ろ足を曲げて体を縮める
後ろ足を前足の後に付ける
全速力となると後ろ足が前足よりも前になり狐のような走り方となるらしいですがこのときはまだ余裕があったようです。一応衝突コースには入っていて、結果としてはこちらの減速で完全に回避しています。聴覚・嗅覚が鋭く比較的身軽な鹿はともかく、猪は回避行動を取らない(取れない?)らしいので出くわしてしまうと危険です。
インバータ冷却水ブリーダプラグのキャップ取替
暑い。京都市街の路上での気温が35℃とか表示されまわりの車のエアコン動作音やクーリングファンの音も盛大になってきています。そんなわけで冷却系の点検を厳重にしていたら、インバータ冷却系の冷却水交換時に循環させるための配管に付いていたはずのゴムキャップが無くなっていました。正確には下側の輪っかだけ残って先は割れていました。
大感謝祭イベントで盛況の京都トヨペット七条本店に乗って行き見てもらったところ、ナットが締めてあれば漏れる可能性は無いとのことです。単なる経年劣化で硬くなったゴムが洗車か何かの拍子に割れて紛失した模様。高温になり内圧で吹っ飛んだかと一瞬思ったので一安心。白い粉が付いているのは冷却水の痕跡ではなくアルミ酸化物(配管までアルミ製)。
ゴムキャップが割れてどっかに紛失(養生テープ)
新しいキャップ取付
そんでもって、泥や虫が入ると嫌なので新しいキャップを取り寄せてもらい取り付けました。ブレーキフルード配管用のキャップと共用らしく、伝票上の部品名はレリーズシリンダブリーダプラグキャップです。
近況
暑くなってくると色々壊れるので点検頻度を増やします。休日は走行前のボンネット内点検を必須に変更中。冬期は寒くてやってられないですけど。
Prius ODD Meter 251698km.
日常点検整備
以前から書こうと思いつつ書けていなかった項目。
毎月5000km以上走る(しかも高速・凍結路・酷道・林道・農道込みで)クルマは少ないと思いますが、このレベルになるとメーカーの作り込みだけではどうにもなりません。車種や用途にもよらず、ハードとしては点検と整備で走る形になります。
徹底的に走り続けることが使命たる物流トラック、長距離バス、タクシーなどは整備点検手順や役割分担まで明確に決められていますが個人所有の過走行車両はバラバラかと思います。一応、3回目の車検を通したあたりでトヨタさんからこんな小冊子が送られてきました。
クルマのトラブル防止-アドバイスブック-保存版(発行2012年10月)
この後半に約半分を使って日常点検整備のしかたがあります。極々一般的な内容ですので簡単に突っ込んでみます。
1.ボンネットを開けて(エンジンルーム内)
いきなりボンネットを開けろときた。開けて何を見るかというと、1.ブレーキの液量、2.バッテリーの液量(プリウスはM/Fバッテリを後部に搭載→省略)、3.エンジンオイル量(拭き取るウェスか何かが必要)、4.冷却水の量、5.ウィンド・ウォッシャーの液量。…燃料漏れはいいんかい?気づくって?間違ってもガソリン臭い状態でエンジンを掛けたり動かしたりしてはいけません。
うーむ。当たらずといえど遠からず。私の場合、エンジンルーム内の汚れ状況(泥、虫)および液漏れ(特にブレーキフルード、燃料、エンジンオイル、冷却水、エアコン冷媒)とその痕跡探し。ホコリや泥でエンジンルームが汚れているとそれだけ液漏れの発見がしにくくなります。また、各種機器やホース・電線の変形・欠損が無いか?も重要です。衝撃や振動で結構脱落します。あるものは気づきますが”無くしたもの”には気づきにくいです。電線は繋がっていれば動きますが被服にダメージ(傷や熱による変形)が入っているものは要注意です。
特にハイブリッド車の場合はエンジンルーム内の電線がハンパな量ではないので要注意です。
2.クルマのまわり
これは毎回乗るたびに習慣にした方が安全です。クセが付いてくると人の車だろうがタクシーだろうが見てしまいます(何も言いませんけど)。6.タイヤの空気圧、7.タイヤの亀裂・損傷、8.タイヤの溝の深さ・異常摩耗、9.灯火装置・方向指示器の汚れ・損傷。…ボディや窓ガラスの汚れや損傷は?なんだか肝心なところが抜けているような?窓ガラスが汚れた状態では視界に影響があります。鳥の糞など洗車するべきかどうかも毎回見ます。
大型貨物など効率重視で点検する場合、前面→左側面→後部→右側面→そのままドアを開けて乗り込む。ちなみに、GSや道の駅、高速PAなどでこれやっとるとトラック乗りと思われるっぽい。一周で無駄なく確認できます。積み荷はもちろん、燃料キャップ(乗用車ではフタ)やナンバープレート、各種エアロパーツやマフラー、初心者マークあるいは仮免許練習中など必要に応じて重要なブツが付いているかも要注意です。
3.運転席に座って
10.駐車ブレーキ機構の引きしろ、11.エンジンのかかり具合・異音、12.ブレーキペダルの踏みしろ、13.ウインドウ・ウォッシャーの噴射状態(ギチギチの駐車場で噴射したらまわりのクルマに飛びます→省略)、14.ワイパーの払拭状態、15.灯火装置・方向指示器の作用(少なくともブレーキランプだけは必ず側壁の反射で確認)…なんか微妙。燃料残量、目的地と大まかな道順(厳冬期は代替ルートも検討)、目標到着時刻(ETA)も重要だと思うんですけど。行き当たりばったりということ自体が危険要素の一つと思います。
ハイブリッドシステム搭載車の場合、エンジンを掛けなくても発車可能です。あえて確認するならばブレーキの動作音、インバーター冷却用ポンプ動作音、インバーター・モーター動作音、外気温およびエンジン冷却水温でしょうか。厳冬期はデフロスターが動かない状態での出発は実質的に不可能です。
4.走行して
いや、駐車場を出る前にブレーキテスト(一度は床まで踏んで完全停車確認、凍結時は特に重要)、ハンドル動作確認(異音に注意)が先では?ブレーキに着氷している場合はいきなり駐車スペースからは出さずに何度かブレーキを踏んで解凍してから出発。寒冷地仕様のマニュアルでは無いです。
16.ブレーキの効き具合、17.エンジンの低速、および加速の具合(微妙に日本語が変)、18.前日の運行において以上が認められた箇所(異常があったら次の走行前に対応を決めないと不味いでしょう、特にブレーキまわりは即整備工場へ。)
教習所でも習うハズなのですがとっくの昔に忘却の彼方だと思いますし、車両毎にポイントは違います。が、指導員さんの言葉で印象に残っているのは「順番を変えなければ抜けない」(一言違わずかは自信なし)です。発車前の五点確認(後方+左目視→左ミラー→ルームミラー→右ミラー→右目視)など決まった順序をいつも繰り返していると抜け防止になります。特に大型の場合は順序も含めて非常に厳しくチェックが入ります。それだけ重要。目視確認もせずに動かす事は禁則です。普通車だから飛ばして良いという理由は見当たりません。
NANOENERGY 0評価(2206km走行)
カタログで見るばかりではサッパリ分からない(こんなレビューで伝わるとも思えない)のがタイヤ。色々な路面を様々なコンディションで初めて気づくことも多々あったりします。怪しさ抜群で実際に届くかどうかも分からなかったTOYO NANOENERGY0ですが一般道、山岳、高速を含めトータルで2000km少し走って普通に使えています。
カタログ写真風に撮った2200km弱走行後のNANOENERGY 0
どこが普通かというと燃費をはじめ全般的にECOPIA EP001Sに近いという点。やはりというか燃費レースで表彰台を獲っているヨコハマのBluEarth-1は別格で高圧運用のBluEarth-1に敵う燃費タイヤは今のところ思いつきません。さすが燃費バトル実戦で実証済み(Combat Proven)。
TOYO NANOENERGY0の利点はまずはBluEarth-1, EP001Sと比べて圧倒的なウエットグリップ。雨の中を数回走りましたがエコタイヤという感覚よりもGR-9000やR1Rといったグリップ優先のタイヤに近い感じです。縦溝4本というのが効いている模様です。あと、コンパウンドの水の弾き方がハンパではありません(R1Rのような斜め溝では無いので横では無く真後ろに飛ぶ)。吸水型スタッドレスと正反対です。
次に意外なNANOENERGY0の性能は静音性。GR-9000チックなサイドブランチはBluEath-1にも入っていましたが静音性能はNANOENERGY0の方が高いです。サイレントリングという小細工も無しで。どうもBS, TYはゴムが厚めで耐パンク性能は良いものの重量で不利、サイドの剛性はどのエコタイヤも硬い。トレッドのベルトも工夫の塊。コンパウンドに至ってはどれだけ試行錯誤しているのか想像するだに恐ろしい代物です。乗り心地に関してはEP001Sの方が柔らかく高圧BluEath-1に近い細かな振動が伝わってくる感覚です。路面が綺麗ならば気になりませんが荒れた路面では快適とは言いにくいです。乗り心地(特に後部座席)だけでならばREGNO GR-XTが良かったかな。
グリップに関してはAAAエコタイヤにしては強力(ウェットはGR-XTを上回る)ですがR1Rのような代物と比べてしまうと縦方向はともかく横は弱く、さらに最大のグリップが必要となるロック時の制動力もがっかりです。GR-XTはA-bとラベリングは目立ちませんが制動力やドライグリップは十分にあります。R1Rはうっかりブレーキをガッツリ踏むとセミバケットシートからも体が浮き上がり、四点ベルトが欲しくなるような制動力がありましたがAAAタイヤは全てロックさせるような使い方自体がNGで急制動性能は劣ります。AAAは全般に90km/h以上でも不安定で直線路はともかく北陸道賤ヶ岳周辺のような勾配付き急カーブ区間での追い越しは厳しいです。速度抑制装置付きの大型貨物と同じように80km/h以下での使用を前提としている模様です。
NANOENERGY0の弱点としてメーカー自ら無いと書いてある耐摩耗性ですがどっかの高級スタッドレスのように1万kmを切るような事は無さそうで常識的な範囲で速い(私の使い方で1.3~1.8万km)程度と思われます。耐摩耗性能にチューンしたNANOENERGY2,3と比較しての話かと。ただし、スリップサインがある縦溝は残っていてもショルダーが先に削れてタイヤ自体が変形する可能性はあります。
かなりクセのあるタイヤでウェット時に最大のパフォーマンスが出るはずなのですが、6月に入ってちっとも雨が降らないので本領を発揮できずにいます。そうそう、トーヨータイヤのいいところとしては値引きが渋いBS,YHと比べ"特価"が出やすい所もあります。ブランド力、装着率が壊滅的ですから。京都府でNANOENERGY0はたぶんこの1セットのみ。
エンジンオイル+オイルフィルター交換(250433km)
近況
午前中の予約が取れず午後からオイル交換のため京都トヨペット七条本店へ。イベントが行われていて盛況でした。
早くも25万kmを超え気になるポイントは先に予防交換をしようと思いいくつかのプラン見積もりを依頼しました。この見積額とボーナス支給額によって整備内容は変わります。
エンジンオイルはある程度循環させておいてから交換した方が良さそうで少し早めに家を出発し買い物などで軽く走ってから入庫しました。今回はオイルフィルターDENSO SF-102も交換です。
少し早いですがメカさんのお勧めでエアコンのフィルター(DENSO DCC1003)を交換しました。杉花粉まみれなのが確実で恐ろしくて開けていませんでした。ディーゼルスモークで真っ黒だったそうです。京都は関東や大阪・兵庫とは異なりディーゼル車規制条例が無いので仕方ないかも。一応、1万キロ毎交換が推奨らしい(オイルフィルター並!)のですけど、そんなんに従ったら私のプリウスは年間5回以上交換が必要になります。適当に間引きます。
Prius ODD Meter 250433km.
AN-G031 代用品 GPSアンテナ コード長1M + 感度アッププレート取付
どうやらポータブルナビAVIC-MRP006が迷走するのを防ぐためにはGPSの受信感度や受信可能範囲を広げて加速度センサの補正精度を確保すれば良さそうだという結論に至りました。探してみると怪しげな互換品が激安(メーカー品の半値以下)で存在してなおかつケーブルが1mだけと短いのが見つかりました。
追加GPSアンテナ(箱が怪しい)
届いたところで早速取付作業。本体裏面の外部GPSアンテナ端子につないでアンテナを受信しやすい場所に設置するだけです。受信性能だけでいえば車外のルーフ上が満点だと思いますが配線の引き回しや洗車時の手間などを考えると難しいです。
次善の案として、Aピラーやルーフに遮られにくいダッシュボード前端に設置することにしました。ここでNGならば、想定しているボディによる遮蔽よりも別の要因、たとえば車内の電磁ノイズ干渉の方が疑わしくなります。
本体とGPSアンテナを接続
アンテナをつないで設置し直し電源を入れるとすぐに受信を始めます。市街地で捕捉できる衛星の数が少ないと比較しづらい(建物で遮蔽されているのか、ボディでか区別できない)ので様子見も兼ねてしばらく走ります。
そんでもって道の駅駐車場にて検証。わざと東向きの状態でナビの電源を切ってから北向きにクルマを移動させて測位しました。画面左側が実際のクルマの正面になります。
内蔵アンテナ
Aピラーによって画面奥、東側(クルマ右側)の衛星が捕捉できなくなっています。また、ルーフの影響か画面右下南西側(クルマ中心側)の衛星からの信号が弱くなっています。
追加アンテナ
同じ場所で追加したアンテナを接続して捕捉させると内蔵アンテナでは弱かった衛星まで一通り捕捉できています。この状態ならばすぐに向きが戻るかと思いきや、電源を切ったまま回頭という動作が想定外なのかしばらく付近の道路をのたうち回ってから復帰しました。残念ながらコールドスタート時の不安定さにはあまり影響しないようです。トンネルから出たときの再捕捉や捕捉後の精度はかなり上がっています。
また、思惑通り加速度センサの補正は思ったよりも精度が上がり、駐車場内での細かい切り返しにも追従するようになりました(この補正効果データは取れていません)。この激安互換品でさえも紙の地図代(ツーリングマップルが1冊買える)を考えるとまだ少し高価ですが全くダメでは無かったのでしばらく付けて運用しようと思います。
ちなみに、ナビで表示されている緯度経度をGoogleマップで調べると田畑の中になります。実際には道の駅駐車場内ですのでそれなりにズレている(測位系が違う?)のをナビが自動的に補正している模様です。農道など地図に載っていない道路を走行すると一気に精度が落ちる可能性もあります。
Prius ODD Meter 250400km.
後日追記)一年経たずにこの外付けGPSアンテナを付けると衛星が捕捉できなくなったためAVIC-MRP006用代用GPS外付けアンテナ故障廃棄(2014-05-01)に書いたとおり廃棄となりました。互換品に耐久性は無さそうです。
AVIC-MRP006に足りぬもの推測
ようやく考えつきました。気づきそうで半年以上も気づけなかった。やはり歳を食ってしまったのか。
ゴリラプラスNV-SP200DTと比べてAVIC-MRP006の自車位置を特定する精度が低いという点については受け取った当初(2012.12.15)から分かっていました。ただ、それがなぜか?ようやく今日になって分かった気がします。
それは、地磁気センサの有無。
NV-SP200DTには手で持ち歩くために電子コンパス機能として地磁気センサを載せています(ユーザーが直接センサのデータを見られるのは歩行モードのみ)。このセンサを起動時に補助的に使うことでGPSを測位していなくても停車したままの状態で自車の向きが特定できます。前回駐めた位置と方位が分かれば後は加速度センサからの慣性航法で推定できます。駐車位置で地磁気センサが使えるかどうかの判定はGPSを測位している内にチェックしておけばいいはず。
これに対して、楽ナビポータブルAVIC-MRP006は駐車場に駐まっている状態での向きはバラバラで動き出してGPSの位置情報から進行方向を特定します。GPSを捕捉してしまえば差は無くなりますが、測位するまでの間、元の向きが分からないまま加速度センサだけででたらめな動きをすること(地図上で進行方向とは真逆の方向に動くことすら)がたまーにあります。常にでたらめになるならばクレームになるのですが再現性が低く困っていました。
なぜ、たまにしか狂わないかは駐車場に駐めたまま、GPSの測位情報をAVIC-MRP006とGWR73sdの両方で表示させて眺めていると設置場所が悪いのか日本の衛星みちびき対応が無いからかAVIC-MRP006の方が測位に手間取っています。
地図平面上で自車位置を特定するだけならば最低3つの衛星を捕捉する必要があります。ただ、方位まで特定するためには2地点以上で3つ以上となり敷居が上がります。ビル街など衛星からの電波が届きにくい場所やナビ本体の設置場所自体が特定の向き(Aピラーやルーフ方向)からの電波を遮断/反射している場合、その方向に衛星が偏ると中々正しい向きをつかめなくなります。これはGPS衛星が静止衛星では無いため原理的に防ぎようがありません。GWR73sdで世界地図上にプロットした衛星の位置を見ると分かりやすいです。
地磁気センサを使えば一発で求まる自車の方位をGPSの情報だけから計算するのは大変という話ではないかという推定です。屋根付き駐車場などでGPS衛星からの電波が届きにくい場所に停めている場合は厳しい可能性(+そんなところでも地磁気は拾える可能性、あくまでも可能性)があります。日本の市街地ならば、FOMA基地局との相対距離から計算した方が初期位置特定は確実かも。
ここまで分かれば、センサ追加とはいわずとも対策はできそうです。車速パルス入力では車両の向きとは関係がないため対策になりません。