プリウス

 どうやらポータブルナビAVIC-MRP006が迷走するのを防ぐためにはGPSの受信感度や受信可能範囲を広げて加速度センサの補正精度を確保すれば良さそうだという結論に至りました。探してみると怪しげな互換品が激安(メーカー品の半値以下)で存在してなおかつケーブルが1mだけと短いのが見つかりました。
追加GPSアンテナ(箱が怪しい)
 届いたところで早速取付作業。本体裏面の外部GPSアンテナ端子につないでアンテナを受信しやすい場所に設置するだけです。受信性能だけでいえば車外のルーフ上が満点だと思いますが配線の引き回しや洗車時の手間などを考えると難しいです。
 次善の案として、Aピラーやルーフに遮られにくいダッシュボード前端に設置することにしました。ここでNGならば、想定しているボディによる遮蔽よりも別の要因、たとえば車内の電磁ノイズ干渉の方が疑わしくなります。
本体とGPSアンテナを接続
 アンテナをつないで設置し直し電源を入れるとすぐに受信を始めます。市街地で捕捉できる衛星の数が少ないと比較しづらい(建物で遮蔽されているのか、ボディでか区別できない)ので様子見も兼ねてしばらく走ります。
 そんでもって道の駅駐車場にて検証。わざと東向きの状態でナビの電源を切ってから北向きにクルマを移動させて測位しました。画面左側が実際のクルマの正面になります。
内蔵アンテナ
 Aピラーによって画面奥、東側(クルマ右側)の衛星が捕捉できなくなっています。また、ルーフの影響か画面右下南西側(クルマ中心側)の衛星からの信号が弱くなっています。
追加アンテナ
 同じ場所で追加したアンテナを接続して捕捉させると内蔵アンテナでは弱かった衛星まで一通り捕捉できています。この状態ならばすぐに向きが戻るかと思いきや、電源を切ったまま回頭という動作が想定外なのかしばらく付近の道路をのたうち回ってから復帰しました。残念ながらコールドスタート時の不安定さにはあまり影響しないようです。トンネルから出たときの再捕捉や捕捉後の精度はかなり上がっています。
 また、思惑通り加速度センサの補正は思ったよりも精度が上がり、駐車場内での細かい切り返しにも追従するようになりました(この補正効果データは取れていません)。この激安互換品でさえも紙の地図代(ツーリングマップルが1冊買える)を考えるとまだ少し高価ですが全くダメでは無かったのでしばらく付けて運用しようと思います。
 ちなみに、ナビで表示されている緯度経度をGoogleマップで調べると田畑の中になります。実際には道の駅駐車場内ですのでそれなりにズレている(測位系が違う?)のをナビが自動的に補正している模様です。農道など地図に載っていない道路を走行すると一気に精度が落ちる可能性もあります。
Prius ODD Meter 250400km.
後日追記)一年経たずにこの外付けGPSアンテナを付けると衛星が捕捉できなくなったためAVIC-MRP006用代用GPS外付けアンテナ故障廃棄(2014-05-01)に書いたとおり廃棄となりました。互換品に耐久性は無さそうです。

プリウス

 ようやく考えつきました。気づきそうで半年以上も気づけなかった。やはり歳を食ってしまったのか。
 ゴリラプラスNV-SP200DTと比べてAVIC-MRP006の自車位置を特定する精度が低いという点については受け取った当初(2012.12.15)から分かっていました。ただ、それがなぜか?ようやく今日になって分かった気がします。
 それは、地磁気センサの有無。
 NV-SP200DTには手で持ち歩くために電子コンパス機能として地磁気センサを載せています(ユーザーが直接センサのデータを見られるのは歩行モードのみ)。このセンサを起動時に補助的に使うことでGPSを測位していなくても停車したままの状態で自車の向きが特定できます。前回駐めた位置と方位が分かれば後は加速度センサからの慣性航法で推定できます。駐車位置で地磁気センサが使えるかどうかの判定はGPSを測位している内にチェックしておけばいいはず。
 これに対して、楽ナビポータブルAVIC-MRP006は駐車場に駐まっている状態での向きはバラバラで動き出してGPSの位置情報から進行方向を特定します。GPSを捕捉してしまえば差は無くなりますが、測位するまでの間、元の向きが分からないまま加速度センサだけででたらめな動きをすること(地図上で進行方向とは真逆の方向に動くことすら)がたまーにあります。常にでたらめになるならばクレームになるのですが再現性が低く困っていました。
 なぜ、たまにしか狂わないかは駐車場に駐めたまま、GPSの測位情報をAVIC-MRP006とGWR73sdの両方で表示させて眺めていると設置場所が悪いのか日本の衛星みちびき対応が無いからかAVIC-MRP006の方が測位に手間取っています。
 地図平面上で自車位置を特定するだけならば最低3つの衛星を捕捉する必要があります。ただ、方位まで特定するためには2地点以上で3つ以上となり敷居が上がります。ビル街など衛星からの電波が届きにくい場所やナビ本体の設置場所自体が特定の向き(Aピラーやルーフ方向)からの電波を遮断/反射している場合、その方向に衛星が偏ると中々正しい向きをつかめなくなります。これはGPS衛星が静止衛星では無いため原理的に防ぎようがありません。GWR73sdで世界地図上にプロットした衛星の位置を見ると分かりやすいです。
 地磁気センサを使えば一発で求まる自車の方位をGPSの情報だけから計算するのは大変という話ではないかという推定です。屋根付き駐車場などでGPS衛星からの電波が届きにくい場所に停めている場合は厳しい可能性(+そんなところでも地磁気は拾える可能性、あくまでも可能性)があります。日本の市街地ならば、FOMA基地局との相対距離から計算した方が初期位置特定は確実かも。
 ここまで分かれば、センサ追加とはいわずとも対策はできそうです。車速パルス入力では車両の向きとは関係がないため対策になりません。

エレクトロニクス

 SSD化したノートPCから外したHDDを再利用するために購入。USB3.0の商品は不安定なものが多く1日すら安定して連続稼働できない代物も多数有ります。USB2.0の製品も通算して3,4種類廃棄しました。で、GW中に購入して1ヶ月以上の連続稼働に成功しているのがコレ(たまたまの当たりかもしれません)です。
CF-J10に接続
 HDD自体はAS3830Tに付録で付いていたものを使用しているので性能は期待していません。動作安定度(勝手に転送が中断しないこと)が最優先です。次いでこの商品のいいところはHDDの交換にネジが要らず、HDDをはめ込むだけで使えます。2.5inch用で多い精密ドライバで固定するタイプよりもずっと交換しやすくできています。
 補助電源はつながなくても動くようですが念のためUSB端子が空いている場合はつないでいます。

キンドル

 Paperwhiteに続いて今度はKindle FireHDもバージョンアップが配信されました。Kindle Fire HDソフトウェアアップデート 7.4.1http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html/ref=hp_left_cn?ie=UTF8&nodeId=201067170)によるとバッテリー残量の数値をステータスバーに表示という機能が追加されたらしいので早速設定。
バージョンアップ後(バッテリ残量表示ON)
確かに右上にバッテリ残量表示が数値で出るようになりました。それだけ。

プリウス

 Kindle Paperwhite, FireHDに続いて今度はナビの更新です。
 AVIC-MRP006へ買い換えてから初の全地図データ更新です。地図データのダウンロードには事前予約が必要でNaviStudio Raku-Navi Portableというソフトから予約ページへブラウザでアクセスし本日午前中が取れました。使用したSDHCカードはNV-SP200DT(2011.10.12)でも使っていたVerbatim 16GB Class6です。8GBを超えるファイルを転送するので16GBか32GBのSDHCカードが必要です。
予約時間に接続すると全データ(8GB+)ダウンロード開始。
ひとたびダウンロードが始まると50Mbps近い猛スピードで転送できました。(何時間もかかっていたドコモドライブネット+NV-SP200DTが嘘のよう、ドコモって通信業でしたっけ?)
 carrozzeria マップチャージ更新情報(http://pioneer.jp/carrozzeria/support/map_charge/)で更新された地図データの詳細を確認できます。本体での全データ更新には1時間以上掛かる上にNV-SP200DTとは異なりACアダプタが付いている訳では無いのでそこそこの距離を一気に走っている間に更新することとしました。
更新データが入ったSDHCカードを入れると自動的に更新画面へ。
ダウンロード時に表示されたパスワード入力。
更新開始、このまましばらく放置。
 更新を始めてからは走り出したので写真がありませんが地図データ更新完了で確認を押し、再起動して今度は本体のアプリケーションをアップデート、再度再起動して完了だったと思います。
更新完了後のデータバージョン表示。
 R9千代原口のトンネルや京都縦貫道の大原野ICなども追加されているらしいのでボチボチ活用します。ゴリラプラスと比べて圧倒的に更新作業が楽でした。このシステムの不満点は予約必須で好きなときにダウンロードできない点とACアダプタが本体に付属していないため、車上で1時間以上本体の電源を確保しなければならない点でしょうか。
 ゴリラプラスの年3回(全国*3)だけと楽ナビの毎月(内年2回全データ)で地図の更新頻度自体が圧倒的に多く多少の不便は気になりません。最新の地図を持っているメリットの方が大きいです。

Prius ODD Meter 249656km.

プリウス

 5月の地図更新は全データらしく通信モジュールでは対応せずPCでダウンロードの上SDHCカードで転送する必要があるようです。予約はしましたが起動のたびに注意が表示されます。
起動のたびに表示。

プリウス

 林道やら酷道を走ると気がつかなくても多少の傷が入っています。大抵が離合に気を取られて路肩に寄せたときに枝などと接触してできたものだと思います。対向車との接触を回避することが優先されるため、そもそもは狭隘路に進入しない方がいいです。ヘッドライトカバー同様に保護フィルムも検討していますがまだこれ!という製品が見つかっていません。
ノーブラシ洗車機に掛けただけ(落ちてません)。
 洗車機とタオルだけでは落とせない汚れとも傷ともつかない跡を洗車狂の方から教わった新商品で取り除いてみました。
コンパウンドを使い極薄く削ります。表面だけで直りそうです。
 事情により削り方は非公開です。取説の方法とは違います。
さらに全体を極薄く削って跡は無くなりました。やれやれ。
 削るときのポイントは決して一気に落とさないところです(一度削ったら元には戻せない)。DIYならば時間を掛けてゆっくりじっくり浅く広く削っていけます。ぶっちゃけ、作業時間と効果(必ず上手くいくとは限らないリスク)を考えると仕事としてはやっていられないレベルです。
今回使用したコーティング剤入りコンパウンド。
 素人向けコーティング剤屋さんのコンパウンドだけあってかなり扱いやすいです。コーティングも自動的に掛かるので作業後も気楽です。
 販売元のBliss HYBRID COATING COMPOUND 取扱説明の方法はボンネットやドアパネル1枚丸ごとでかなりの時間と手間が掛かりそうです(推定60分/面?)。が、再現性が高くムラを小さくできる方法だと思います。

Prius ODD Meter 249347km.

キンドル

 主に病院での待ち時間で読むために使っているため通常は機内モードに設定し無線LANは制限しています。ひさしぶりに充電のついでに新しい本をダウンロードしようとしたらファームウェアのバージョンアップが自動的に始まりました。
アップデート中のPaperwhite画面
 先月にリリースされていたらしく、Kindle Paperwhiteソフトウェアアップデート 5.3.5(http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html/?nodeId=200714040)によると検索機能などが改善されたとのことです。

プリウス

 任意保険として、東京海上日動のトータルアシストという自動車保険に入っています。年間50000km以下(逆に5万km以上でも可)で安くなる保険があったら欲しいのですが、そんなんはありません。ヘタをすると1ヶ月で5000kmを超えるため無制限保険しか私には役に立ちません。現状、保険掛け金のキロ単価はエンジンオイル以上駐車場未満です。新車購入当初はえらい高いと思っていましたが距離が伸び、自損事故(野生動物との衝突は落石と同じ扱いなので自損の設定必須)、もらい事故、飛び石と色々お世話になっています。
 年令が5歳上がることに変わる年令条件を引き上げて割引率を大きくしました。これで浮いた分を東日本大震災を踏まえて新設された地震噴火津波車両全損一時金特約の追加に振り向けました。特約を追加しても差額が少しだけ残り返金されるとの事です。一律50万円が多いか少ないかはともかく、現状新規で地震噴火津波に対して掛けられるのはこれだけです。個人的には実用車基準の設定としか思えず、高級車に対しては保険にならないと思います。保険本体の条件は変えず現状維持とします。
 いずれにしろ、支払い対象に当てはまらない事が一番です。ただし、天災は運転技能をいくら磨いて安全運転に徹しても避けることが非常に難しく、実のところ掛ける側に有利(保険会社側に不利で宣伝しにくい条件)では?と思ったりもしています。加入者側の強い要求で作られ、保険会社によらず一律の条件という所も変わった特約です。

プリウス

 一気に日差しが強くなってきているため、フロントガラス側の日よけを新しくしました。スーパーオートバックスの店頭で何種類か検討して脇に吊してあった適合表を見て決定。8年前の新車時に購入したものと比べダブル構造やらで厚く丈夫になった感じがします。おまけで光消臭機能が付くらしい。
新シェード
 洗車場で広げるとどうしても周りが写り込むため、NANOENERGY0の高速試走も兼ねてがらがらのPAで広げてみました。今年初めに取り付けたグラデーションフィルムの効果と併せて温度上昇が抑えたいと思います。
空いたPAで試しに広げてみました。
 寸法は良さそうですがルームミラーやドライブマン720Sと干渉するため外した後に向きを直す必要がありそうです。ちなみに、昨年はバタバタでまとめきれませんでしたが、こんな置き方でもシェードを付けた方が記録型熱電対で計測したドライブ万本体表面の温度は下がります。車室内の温度が下がることによりガラスとシェードの間の隙間で自然対流が起きているのではないかと推定しています。
シェードを広げたときのドライブマン720Sの画像

Prius ODD Meter 248922km.