プリウス

 先日のPCVバルブ交換でアイドリングの調子は戻りブローバイガスによるエンジンオイル劣化をかなり抑えられるようにはなりました。しかし、これで30km/Lを達成できるほど甘くはなくボンネット内をチェックしながら走る週末です。所々天気が荒れましたが積雪する前に帰ることができました。
近況

Prius ODD Meter 332364km.

プリウス

 2005年2月6日に納車されたNHW20プリウスが紆余曲折を経て10年と331876kmを走りきりました。たまたま有給休暇と重なりましたが確定申告などの予定と重なりバタバタでした。
10年経ちました。
 新車契約時からお世話になっている京都トヨペット七条本店での整備が続いています。また、東京海上日動との車両保険契約も10年継続していて本日16時をもって保険使用時のペナルティが大きくなった新契約へと移行しました。

Prius ODD Meter 331876km.

プリウス

 車に積もった雪をこれまでは手で落としていました。効率よく落とすためスノーブラシを購入しました。今朝のつもり方では放置しておいても夕方には溶けていそうでしたが午前中に用があったため購入したばかりのブラシで除雪してから出発しました。
早速ルーフに積もった雪を落とすために使いました。
狭い市街地の駐車場ではブラシを延ばした状態であまり派手に動かすと両隣の車に当たる恐れがあるため最短で固定して後ろの側溝に雪を落とすようにしました。写真では引いて使っていますが前から後へ押すように使うことも可能です。
  PCVバルブを新品に取り替えて1000km弱ほど走りました。エンジンからの騒音・振動が減ったのと、昨季のよう(https://kadono.xsrv.jp/2014/01/26/)にススがオイルパンに溜まっている状態から少し改善したようです。
オイルの量、色共に正常。
 オイルの変色やススの堆積は添加剤だけではどうにもならなかったのでカーボン蓄積の一因はバルブ故障が原因と考えても良さそうです。元々は環境対策のための仕掛け(ブローバイガスの大気開放は排気ガス規制に抵触します)ですがエンジン内の防汚効果だけで無く燃焼効率が上がってくれれば助かります。今のところ、燃費は気温連動状態でPCVバルブ交換で特に変わったりはしていません。
 いや、このオイルの色が信じられなくて走行後や氷点下に駐車した後など何度も見たのですが明らかに良くなっています。エンジンオイルが汚れる原因がブローバイガスによるという話を実感しました。

Prius ODD Meter 331504km.

プリウス

近況
 ゴアテックスのグローブを使っているのですがいい加減ボロくなってきたのと手首の部分のベロクロがタオルを巻き込んだり左右をつないで留めるプラスチックが硬くなって凍えた指で外せず苦戦したりで新しいグローブを探していました。
左ゴアテックス現在使用中、右ベルグテック新品
 静電式タッチパネル液晶対応、左右をつなぐ部分の改良、手首のマジックテープ形状改善(手の甲側に移動)、反射材追加とかなり改善していたので同じミズノ製でベルグテックという新素材(?)の製品にしました。ブランド力は無いですけど検索してみた限り評判は良さそうです。
 古いゴアテックス特有のゴワゴワ感が無くなり、生地が柔らかいようでかなり快適です。後は耐久性か。

Prius ODD Meter 331140km.
(ミズノ)Mizuno ベルグテック ブレスサーモグラブ [UNISEX] A2JY4502 09 ブラック M
(ミズノ)Mizuno ベルグテック ブレスサーモグラブ [UNISEX] A2JY4502 09 ブラック M

プリウス

 以前GERBERシャベル塗装補修(https://kadono.xsrv.jp/2015/01/03/)で書いたとおり打ち込み式ホイールバランスウェイトで塗装が剥がれた部分を同じペイントで塗り直してみました。
ウェイト跡の塗装が剥がれています。
トヨタ202ブラックのペイントを塗ってみます。
塗り直して12日後、定着しているようです。
 リムの部分を塗って試したところ経過は良好で錆びないで済みそうです。放置したまま温かくなると一気に錆びると思われます。錆びたところで削って塗り直せばいいだけですけど。どちらかというと真っ黒なホイールの問題点は以下の写真のように汚れが目立つ点でしょうか。
塗装を直したところで雪道を走ると泥だらけになります。

プリウス

 今年もやってまいりましたオイル交換。朝一で京都トヨペット七条本店に入庫。最近寒い夜中や早朝にエンジンを掛けるとしばらくアイドリングの調子が悪かったり(帰着時は普通に戻っている…)、オイルが微妙に減る現象がありこれまで無交換で33万km以上走ったPCVバルブとホースを交換して様子を見ることにしました。
トヨタ12204-21011, PCV Valve新品
 なぜPCV(Positive Crankcase Ventilation)かといいますと、まず、金属音での異音がしない。これでバルブ周りやチェーンを除外できます。次に吸排気の主要部にはセンサがあり常時ECUに監視されているため異常が起きれば診断機で掛かります。ところが、今月初めの12ヶ月点検で異常なし。これで電子制御系+スロットルやO2センサも除外。さて何だろう?とボンネット内や電子技術マニュアルをみて思いついたのがエンジン上部についている謎の配管2本で調べるとクローズタイプ(PCVシステム)のクランクケースブリーザーという仕掛けです。大本はかなり昔にGMが開発したものでクランクケース内の圧力を吸気系の負圧で少し下げるようになっています。この部分は完全なメカシステムで電子的な監視・制御は皆無です(最新の店頭展示車両も見てみましたが変わっていません)。壊れたところで多少不調になるだけで故障を検出するまでも無いとの判断がされていると思います。

 低温・低回転時に異音が発生する原因として考えたのが前回走行時の燃焼で発生した水蒸気が液化・凍結しバルブやホースが詰まっているのではないか?という推定です。定温(85~90度付近)・高回転では全く問題が無く回すほど調子がいい状態でしたのでPCVバルブの劣化+低温での凍結や排ガス+オイル成分の堆積でPCVが働かず始動直後のエンジン内圧が氷が融解・気化することで一気に上がり不安定になっていたのでは無いかと思います。さらに一度だけですが、オイルレベルゲージの根元までオイルが上がってきていたので交換を決めました。

 もはや保証もへったくれもないので自費で交換を依頼しましたが比較的安く全てのパーツが露出していてボンネットを開けるだけで作業可能なのでオイル交換+少しの時間で作業完了です。

Prius ODD Meter 330125km.

プリウス

 検索データのバージョンだけ0.0001Upしました。

使用データ:2014年 第2版
地図データ:4.100100
検索データ:4.100000→4.100100

更新後のバージョン

プリウス

 昨年末から使用している新しいゴムのみの交換が可能なPIAAスーパーグラファイトスノーブレードへリアワイパーも取り替えました。やはり新品の方が拭き取り具合がいいです。ただし、メーカーの適合リストが若干曖昧でNHW20寒冷地仕様は樹脂アームにも関わらず通常品を使うともとれる表になっていました。ひょっとしたらZA-NHW20とDAA-NHW20や2005年MC後で違う??かもしれませんので注意が必要です。取付部の形状と純正品の外し方から推定して私のNHW20にはWG40KWで合っていました。
PIAA雪用ワイパーWG40KWへ取替(手前交換前純正品)、脱着手順が異なります。
 何も考えずに変えようとしたところ、新しいPIAAのワイパーが固定できず焦ったところ同様の場合が多いのか白い紙切れがパッケージに入っていて取付部のロックを両側から指で挟んで解除してアームに取り付けてからロックするという取付手順の注意書きがありました。純正と同じ方法では取付・取り外しができないので要注意です。一度覚えれば簡単ですけど走行中に脱落すると大変なのでしっかりと取り付けて動作を確認してから出発する必要があります。
上PIAAスーパーグラファイトスノーブレード、下純正冬用ワイパー
 実物をみて若干気になったのがワイパーゴムの長さで純正の方が若干長く広い範囲を拭き取ることが可能でした。元々ワイパーが着いている上側の窓はあまりよく見えないので大差は無いと思います。が、降雪がひどいときは雪を落としきれるかどうか微妙です。ゴムのいろもPIAAの方が明るい灰色で新型になっているようです。(純正はたぶん10年以上変わっていないものと思います)
PIAAスーパーグラファイトスノーブレードWG40KWパッケージ
 いきなり純正を破棄すると新型で不具合があったときに困るので一応パッケージに古い純正ワイパーを入れて載せた状態で出かけました。
まさかの名神での吹雪、リアワイパーも使用
 いきなりリアワイパーを使うような天気でも無いかと思っていたのですが、なんと帰りの名神で伊吹山付近は吹雪で視界が際待て悪くなり早速リアワイパーを吹雪の中で使用し使えることが確認できました。
 一応替えゴムの品番をメモっておきます。この3本を買ってもゴムのみ交換不能な純正運転席用1本よりも安いです。

運転席:PIAAスーパーグラファイトスノーブレード替えゴム81 WGR60W
助手席:PIAAスーパーグラファイトスノーブレード替えゴム4 WGR38W
後:PIAAスーパーグラファイトスノーブレード替えゴム5 WGR40W

Prius ODD Meter 329427km.

プリウス

 やっかいなタイヤハウス内への着雪・着氷対策としてボディ向けのコーティング剤(ブリスとかバリアスコートとかゼロウォーターとか…)やらチェーンオイル(メンテルーブとかCRC556とか…)やらデュラエースグリスなど(ゴミが付着するので止めた方がいいです…)も試しましたがどれも今ひとつで洗車が大変になるだけだったり一瞬で落ちて効果ゼロだったりわざわざ塗ったものをディグリーザーで落としたりで中々難しいです。トラックのようにタイヤ回りが大きく空いている方が有利な部分です。
 試行錯誤の末、ようやく少しはマシな対策が見つかりましたので紹介します。きっかけはWebを検索していて"シリコングリースをスプレーする"という案を見つけたことです。なぜ、アドバイス通りスプレーでは無くペーストを使うかというとスプレーでは飛び散ってタイヤなどに付着すると危険なのと最低限タイヤの前後(通常前輪の直後が着雪しやすい)だけでも自動的に落とすことができれば大分楽になるからです。このシリコングリース自体かなり高価なので一度に使ってしまうと高コストとなってしまいます。タイヤハウスの樹脂部分にできる限り薄く広く塗るところが重要です。スプレーでは塗布厚の管理が困難です。詳細な塗り方は事情により機密です。実際のところ何を塗るかよりもどう塗るかの問題かもしれません。短時間で一気に作業する方法は模索中です。
グリスを塗布した部分だけ露骨に着雪していません。(奥は手が届かず塗れなかっただけとも)
 やや高価ですがこの呉工業製シリコングリスペーストが優れているのは対応温度範囲が広い(-50~+250℃)点と金属だけで無くプラスチックと馴染むため、薄く塗ればゴミの付着量が少なくて済む点が大きいです。塗りすぎれば当然砂などゴミを着けるだけなので写真のように着雪を落とすことができるまで結構大変でした。が、まだたまたまかもしれず、効果を保証するものではありません。あしからず。
 まぁ、しばらくしたら効果は無くなると思いますが雪の予報があるときは作業しておけば寒い中に雪や氷を叩き落とすためだけに降りずに済むかも。
 あと、写真のタイヤをよく見るとトレッド面だけ速く乾燥している事が分かると思います。これが新しいOBSERVE GARIT GIZの新コンパウンドの特徴ではないか?とも思いました。

プリウス

 ウォーターポンプの交換が一段落したところで現状のLLC凍結温度を確認するため光学式の濃度(比重)計を購入しました。プリズムの上に均等に水滴を載せるのが結構難しくその上デジカメで焦点を合わせるのはさらに難易度が高いです。画像は上手く撮り直せたら差し替えます。
 濃度(媒質の密度差)が高いほど屈折率が高くなる性質を利用していますが、外気温が低く密度が上がり若干屈折率が高めかもしれません。水を測ってみてほぼゼロなのでATC(自動温度補正)とやらが説明書にある10~30℃から多少外れていても効いていると思います。まぁ、浮きを使うタイプよりは誤差が小さそうです。
 トヨタスーパーLLCの標準濃度は30%でほぼその通りです。エア抜きや量の調整のため若干水が追加されている可能性がありますけど-15℃付近までは問題無さそうです。元々新車時は寒冷地仕様で発注したため50%(凝固点-37℃)でしたが、標準品へ交換し冷却性能(とグリル塞ぎでの蓄熱能力)を上げた温暖地標準状態で使用しています。また、冷却水が冬の乾燥した外気と触れていた場合には水の方が揮発しやすいため濃縮する(?)かとも思いましたがそれも無さそうで正常に気密が維持できている模様です。
 近畿圏では-15℃を下回ったことは山岳地帯(標高1000m未満)での走行中も一度もありませんので今のところ冷却水濃度を変える予定はありません。より凝固点降下剤(メタノール)の揮発性が高く扱いにくいウィンドウウォッシャー液の方を重点的に管理します。
 1atm、0℃での比熱がメチルアルコール2470[J/(kg・℃)]、エチレングリコール2294[J/(kg・℃)]に対して水4217[J/(kg・℃)]と重量当たりの熱容量(=蓄熱&熱運搬性能)は圧倒的に水が優れています。
LLC濃度を光学式比重計で確認します。
エンジン冷却水
インバータ冷却水
水(一応市販ミネラルウォーター)
 英文のマニュアルには水分を完全に乾燥させなければカビだらけみたいな記述があるのですが日本語版は乾燥してから保存くらいしか書いていないようです。レンズ保管庫などがあればいいのですがそんなものを持っていないのでせめて光学面を垂直にして乾燥していそうな場所に保管します。
近況、冷却水濃度は正常ですが寒い。
 10年10万キロまでの保証期間内ならばディーラー任せあるいは逆にユーザー点検のみで何とかなると思いますがどちらも超過しようとしていますのでダブルチェックが必須となってきています。ユーザー(私)がチェックした上で京都トヨペットに持っていきプロにも見ていただきます。

Prius ODD Meter 328720km.