何となく購入したまま最初の方で停滞していた一冊。一言で感想を書けば、病院の待合で読むような小説では無かったです。
冒頭の南米アマゾンの密林環境について延々続いているところはどうホラーになるのか?と思いつつ読んでいくと、途中から一気に動き出します。こりゃ全滅かなぁと思いましたが意外な方向へ。ラスト付近での液体窒素の使い方など細かいところはかなり疑問ですが利用できるものは何でも利用しようとする習性など人の動きは良く描けていると思います。
輸入動物の問題についてはさすがに気になって調べてみると、出版当時から10年以上経ってそれなりには改善されている模様です。以前ザルだったのは事実のようなのと、現状でも客観的にどこまで信用できるかは不明ですけど。
読んで楽しいかと聞かれたら微妙なのですが損した気はしません。
小説の感想では無いですけど、待ち時間にスマホ(iPhone圧倒的)やiPad(将棋やってたり)を見ている人が圧倒的に多いですが、私以外にも一人Kindle paperwhiteで何かを読んでいる人がいました。それなりに普及してきているのではないでしょうか?