iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (ビジネスファミ通) [Kindle版]

 このブログでエレクトロニクスに分類していたAmazon Kindle関連の記事をキンドル専用カテゴリへ分割しました。Amazonのサービスと一体化している特別な商品であり、Kindle版のレビューはこのカテゴリで書こうと思います。
 で、早速Kindle本レビュー。それもKindleの本。タイトルからはiPadとの比較本という印象を受けますがどちらかというと電子書籍全般(特に先行していたソニーとの比較、アメリカ市場などが詳しい)に触れています。逆にAppleについてはあまり触れられてはいません。私がタイトルを付けるなら『ソニーvsアマゾン 電子書籍戦争とキンドルの強み』かな。アメリカ電子書籍市場一位(Amazon)と二位(SONY)ですからiPadやiPhoneを出す必要は無いかと。対Apple製品についてはもう少し書いて欲しかったところです。
 キンドルについては通信機能の使い方に特徴があり、キンドルから直接本を購入できるのは大した機能では無く(どうしてもという時以外使われなくなるとまで書かれています)、データ転送の仕組みに工夫があるとしています。言われてみればそうですが日本版が発売されて私の手元で稼働している現状ではもう既に当然になっているともいえます。
 キンドルの背景やアメリカでの使われ方については期待通りの内容でソニーの電子書籍について思ったよりも詳しく書かれていたのが収穫です。ソニーが2009年末にアメリカ電子書籍市場でシェア30~35%を持っていた(現在は不明)とは知りませんでした。昔々、DD1を買おうか悩んだ記憶がありますが高すぎる割に辞書しかコンテンツが無くボツにした記憶だけあります。
 あと、このレビュー記事を書くにあたってKindle paperwhiteのブックマーク機能を初めて使い思ったよりも便利でした。ボチボチ電子書籍ならではの機能を活かしていきたいと思います。
ブックマーク機能(右上三本線から追加や移動ができます)