小説

 一巻だけ読んでダメっぽいので二巻以降はKindleで出たら(出なかったら放置)にしようかと思っていました。タイトルを見たままパロディの塊に下ネタの嵐です。が、恐ろしく繊細な編集・校正が行われているらしく、不気味なぐらい誤字脱字が少ない。ぱっと見メチャメチャでも極めて読みにくいというレベルで収まっています。一巻は最後の3分の1あるいはA4 1~2ページに要約出来そうな内容だけですが後続の振りと考えれば巻の区切りが不味いだけ。あるいは見切り出版と考えられます。無茶苦茶なフォントの使い方やヒロインの暴言の数々(一巻から酷い)も、フィクションと強調しておきながら実在の商品・地名・組織名が多い、読み手が無駄な行間を読まなければライトでは無くなります。
 ふと、見かけたAmazonのレビューで「これはもうラノベじゃないね。」という一言を読んで2~4巻を全て文庫本で発注。一気に読んでみて3巻付近で化けてます。なので故意に3巻レビュー。農民・畑耕作では無くのうりん!で踏みとどまって非常に危険なネタである農業後継者問題やなぜ農業・酪農・林業(岐阜は漁港が無いので漁業・水産加工はほとんど無い、琵琶湖クラスになると淡水湖でも漁港がある)が凋落したか家電業界と繋がるところもあったりします。場所が美濃なので名古屋ネタ(ドアラ・シャチホコ・タライかき氷等々)も混ざってます。
 しかし、ソフトバンクグループは風穴開けるのがうまい。というのが正直な感想。これ、大手出版社だったら大半編集かボツの憂き目だと思います。まぁ、徹底的に品がなさ過ぎるのは事実。
 あと、3巻では訳の分からん都道府県ネタで京都が農業で何も思いつかないような書かれ方しています。が、スルーしているのが正解かもしれません。ヤバ過ぎるネタを仕込んで校正が掛かった可能性もあるかな。
 流通にも話が飛んでいるのですが、生産者・販売者の方は直売などで購入者が本気で欲しいと思って買っているか?場の雰囲気で買っているか?それともタダの冷やかしか?よく見ているなと思う今日この頃です。売りっぱなしで上手くいかないのは共通。