プリウス

 しばらく体調を崩してくたばっていました、ようやく年末休暇です。新スタッドレスとホイールに対するチェーンの試着をようやく行いました。ある程度のマージンはチェーン側にもありますが微妙にタイヤの寸法が違うため入らない可能性が稀にあります。このため新タイヤOBSERVE GARIT GIZに対していきなり実際の新雪登坂は危険なため雨の中でしたが事前確認を行いました。

 まずは2011年購入で載せただけの内容物をチェック。思ったよりも出番が有りボロくなってきています。BLIZZAK REVO GZ, GARIT G5(x5セット), OBSERVE GARIT GIZと3種類目のスタッドレスタイヤへの装着です。
コーニックコンフォートマジックCM-070
 軽量コンパクトで乗り心地も樹脂チェーンとあまり変わりません。ただし、騒音は大きいかもしれません。一目で分かるド派手なカラーリングと独特の走行音(大型車のようなジャラジャラではなくガタガタガタガタという低い振動音)で周囲の車両にチェーン装着中であることがすぐに分かるところもメリットです。
説明書を見ながらちゃちゃっと取付。
 そうそう、以前(2011年の試着時)書いていなかった、装着でのコツがもう一点あります。写真のように装着に必要なパーツが手前に出るようにそろえておくと「どこいった?」にならずに済みます。実際に雪上で着けようとすると結構大変です。
取り付けて軽く回すと揃います。
 今回は雨とはいえ昼間の駐車場での作業ですので取付取り外し全て込みで20分程度で完了しました。思ったよりも覚えているもので片側を取り付けた後反対側は説明書を見ずに装着できました。

 参考までに実際にチェーンで登坂したときの動画を公開します。スタッドレスだけではスタックした可能性が高くチェーンでタイヤハウス内の新雪をかき出すことでハンドルのロックやスタックを防止しています。
以前GARIT G5でのチェーン使用動画。

プリウス

 昼前に京都トヨペット七条本店へ行きスタッドレス交換と同時にできなかったオイル交換のみ依頼するつもりでした。ところが、先週に届いた自動車保険更新についてのお知らせ封筒が届いていました。それをようやく開けて中身を読んでも更新プランについてよく分からないため担当の営業さんを店頭で捕まえて詳細を問い合わせ、さらに保険会社担当へ問い合わせをしていただいてから更新手続きをしました。保険の条件やら内容がコロコロ変わりすぎで分け分かりません。車両保険が使いにくくなっている点だけは明らかです。
近況。
 オイル交換などが終わって午後に出かける前にワイパーを純正から先日買って載せていたゴムだけ交換可能なPIAAグラファイトスノーブレードWG60W,WG38Wに取り替えて拭き取り具合を確認しました。拭き取り音は圧倒的に静かになり走行中に動かしても分かりません。ただ、運転席用と助手席用の間に微妙な拭き残し領域ができるのが気になりました。視界には影響はありませんが拭けているところは綺麗になるだけ微妙。
ワイパーをPIAAスノーブレードへ交換。ワイパー間の拭き残しが微妙です。
 今日は晴れていて雨や雪でどうなるかは分かりませんが視界確保に使えれば純正から置き換えて通年で使用したいです。メーカーの能書きには通年使用可能とありますが過走行でどうなるかは一年経たないと分かりません。結局のところ、夏冬で別のワイパーをメンテするのは面倒です。

Prius ODD Meter 325621km.

プリウス

 ひさびさに謎のルートをナビが提案してくれました。
謎のルートを提案してきました。
 こういった場合、大抵は最短距離で右折進入ができないと推定。ナビを無視して狭い街路への進入は避け(信号右折後の左折は無視し直進)県道で左進入するルートを自分で考えました。上の地図で直進した先の最初の橋梁を渡って左折で道の駅に到着。
ナビ提案のルートではどうやっても道の駅駐車場には入れません。
 道の駅駐車場に駐めてからナビが示していたルートを確認すると普通の車両では道の駅に入ることはできなさそうでした(暗くてよく分かりませんでしたが裏側に進入路は見当たらず…表の県道には中央分離帯)。やれやれ。

プリウス

 フロントガラスの外側は気合いで拭くことが可能ですが内側の前端が中々難しく放置していました。たまたまオートバックスで見かけた売れ筋商品が下のワイパー付きフクピカ。試してみたところ確かに手が届かない場所に便利です。が、Amazon.co.jpのレビューでも指摘されているように外側にこびり付いた凍結防止剤などを落とすにはワイパーからシートを外して手で拭いた方が早いです。
外箱、側面に小さく注意書きが…。
 後から見直すとしれっと側面にこびりついたようなひどい汚れは取れない場合があります。の一文がありました。窓全体を軽く拭くにはいい商品です。

プリウス

 目まぐるしく天気が変わる今日この頃。雪が降ったかと思えば晴れて凍って今度は気温が上がって強い雨になりました。温度差のせいか所々濃い霧が発生していて危険です。往路で霧が濃くても復路に同じ道を通ったら何事も無かったかのように晴れていたり落ち着きません。
滑りやすい雨の高速、吸水型スタッドレスにはきついです。
近況、雨の北陸道走行
 新スタッドレスGARIT GIZで強い雨の高速を走って雨に強くなっているのに気づきました。コンパウンドの組成が明らかに変わり、従来のGARIT G5ではかなり吸水&保水性があったトレッドゴムの保水力を下げています。どうやら、吸水力を持続させるため一回転の内に接地時に吸った水を吐き出させているらしい(高回転になると間に合わなくなるため限度はあるが走行速度で決まるため制御が比較的しやすい)。この新コンパウンドと太い溝での排水でG5では水を吸ってグニャグニャしていた水浸しの道路での安定度が上がっています。BLIZZAKのREVOシリーズも水を吸うと今ひとつだった(最新のVRXは乗ったことが無いので不明)と思いますのでこれは氷と水が混在した路面での一つのブレイクスルーになるかも?
 GARIT G5での”竹炭を使った「吸水カーボニックパウダー」”からGIZでは”NEO吸水カーボニックセル”とやらに置き換わったようです合成材料かと思いきや機密の天然由来材料のようです。これまで宣伝ポイントだったコンパウンドに混ぜられた鬼クルミの量や配置?にも調整が入っているようですが効果は今のところ謎。下のトレッドゴムの写真をクリックしてオリジナルサイズで見ると粉末になったクルミの殻が見えます。
GIZ左前輪GIZ右前輪
 既に約1300km走行し新品時の表面に刻まれていた”全方向ファーストエッジ”は完全に消滅しました。ショルダーの摩耗がやや速いのと潰れているサイプ所々にあるのが気になります。が、一通りの路面状態(乾燥、凍結、新雪、轍、雨)で走っても目立った偏摩耗は無さそうです。
少なくとも、営業さんが断言したとおりG5から走行性能は悪くなっていないようです。後は耐久性か。

Prius ODD Meter 325139km.

プリウス

 新スタッドレスGARIT GIZで800km程度走って本格的な氷雪路を走る機会が訪れました。
近況、さむい。
相変わらず酷いフェンダーへの着氷。
反対側も着氷、要対策。
 確かに摩耗したGARIT G5と比べてマシにはなっていそうですけど走りが変わるか?と聞かれたらそれは無さそう。要するに値上げしたら買わないレベル。乾燥路ではそれなりに横グリップが良くなっていましたが凍結路面ではあまり変わらない気がします。あと、ブレーキペダルの踏みはじめは効いているようですけれど完全停止までにはそれなりに距離が必要です。
 いずれにしろ、過信できるような製品では全く無いので第255回:凍結路は恐るるに足らず!?
トーヨータイヤの新作「オブザーブ ガリットGIZ」を試す(http://www.webcg.net/articles/-/31273)
というような過度の期待を抱かせるような宣伝記事はいただけません。実際に凍結した公道は凸凹有り、勾配有り、事故車有り、野生動物飛び出し有りで危険です。宣伝のために安全が確保されたスケートリンク上でいくら良くなっていても安心できるものでは無いです。どんなタイヤを着けていても凍結した公道は恐れてください。
 広告と言えば東北地方でもブリザックのシェアが圧倒的なハズでこのタイヤをブリヂストンさんの宣伝風に書けば"装着率1%未満!工場地元住民に見放されたタイヤ"になってしまいます。東北や北海道で使ってもらえるようCMなど努力はしているようですが…。まぁ、ブランド力皆無のおかげで私は安く使わせていただいています。

Prius ODD Meter 324703km.

エレクトロニクス

 以前ソニー製のイヤーパッドを流用していましたが結局本体毎買い替えたところ、またイヤーパッドがダメになりました。再度本体買い替えも嫌でスペアを探したところソニー製は既に無いようで汎用品を購入して取り替えました。若干耳に当たる感触が異なります。
左標準品、右交換した新品
交換前、右側カバーが破けました。

プリウス

 鹿ばかり増えているような気がしてならない今日この頃、巨大な角が生えた牡鹿からガードレールよりも背が低い子鹿まで様々です。
本日すれ違った子鹿
徐行で回避しました。動画には写っていませんでしたが右側の斜面に一族?と思われる鹿が何頭かいました。

プリウス

 既に32万走行している私のプリウスで同一種類で最も長い距離を走ったタイヤがTOYO GARIT G5 185/65R15です。総走行距離は83805km/5セット。1セット平均16761km/1年(保管期間を含む)で柔らかいコンパウンドを使用し夏タイヤよりも過酷な条件で使用している割には耐摩耗性があります。
 昨日OBSERVE GARIT GIZに換えるまでに消費したGARIT G5は以下の通り。

  • 07TOYO GARIT G5 HF64109 2009年第41週製造 14844km, BS FEID TS7+純正サス、唯一の関東地方走行タイヤ
  • 10TOYO GARIT G5 HF64610 2010年第46週製造 15598km, BS FEID TS7+純正サス->TWS Airverde+純正サス
  • 東日本大震災により工場被災
  • 11TOYO GARIT G5 HF64511 2011年第45週製造 17161km, TWS Airverde+純正サス
  • 14TOYO GARIT G5 HF64812 2012年第48週製造 19797km, TWS Airverde+KYB NewSR
  • 17TOYO GARIT G5 HF64113 2013年第41週製造 16405km, TWS Airverde+KYB NewSR -> TWS Airverde+純正サス

(上記タイヤの写真をクリックして拡大すると刻印が読み取れます。)
 東日本大震災前後を通して全て東洋ゴム工業株式会社仙台工場(宮城県岩沼市)にて製造され全購入タイヤに"MADE IN JAPAN"の刻印がありました。製造週記号の先頭3ケタが工場およびライン(あるいは製法)を示していると思われ全て同一ライン/製法で製造されたものと推定しています。ちなみに、後継で現在試験運用中のOBSERVE GARIT GIZは製造週刻印"P2N4614″です。
 このタイヤの特徴というか性格としてはウサギかカメか?と聞かれたら100%カメです。乾燥路でもヨタヨタとグリップを感じられず凍結していても積雪でもそれなりにゆっくりと走れます。が、高速で追い越したり高G機動には全く向いていません。
 あと、車両とのマッチングもあると思いますが新雪がガッツリ詰まった状態では登りません。薄く積もったぐらいならば何とかなりますが轍ができてホイールに新雪が当たるぐらいになってくると登り坂でスタックする可能性がかなり高いです。4WDならば全四輪の駆動力で突破できるのかもしれませんが徹底的なFF車であるNHW20は前が滑るとどうにも動けなくなります。そんな時でも、一旦止まればずり落ちたりしない辺りが良くできているというか不思議なところです。モーターの強力なトルクによりどのタイヤでも程度問題で発生しますが凍結路面上で発進時にアクセルを強く踏むと容易に前輪がホイルスピンしました。前進よりは制動に重点をおいたタイヤと思います(走行時の安定度はあまり高くないですが止めれば止まる)。後は経験と技能次第。
 おまけ、1セットだけ購入したAAA-a夏タイヤNANOENERGY 0 195/65R15 NE22612も仙台工場製造です。この工場を紹介した記事がありましたので紹介します。タイヤ製造工法に「革命」を起こす東洋ゴム仙台工場、会長が語る“逆の発想” (1/4)(http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1307/31/news014.html)

プリウス

 先週日本海側を中心に雪が降り積雪は無くとも凍結し始めたため少し早めにスタッドレスタイヤを交換することにしました。昼前に京都トヨペット七条本店へ。事前交渉の結果、これまで5セット/5年使用してきたGARIT G5の再リピートでは無くG5と同じ超特価で最新のGARIT GIZを購入できることとなりました。京都トヨペットさんを通してもヘタなネット通販よりも安いメチャメチャな値段です。BluEarth AE-01Fの時の横浜ゴムさんといい今回の東洋ゴム工業さんといい価格競争が過熱しているようです(タイヤが売れてない??)。
近況、新スタッドレスタイヤ+ホイール
 交渉時に既に5セット/5年の実績があるG5で構わないしその方が安心(だから値下げして)と念を押したのですが「悪くはなってはいない」とのことで最新型に変えることとなりました。私が心配しているのは耐摩耗性および摩耗限界付近での挙動で一度酷い目に遭っているので警戒はしています。こういった場合、カタログ記載の項目は良くなっているもののしれっと消えている部分などが怪しくなります。Webでいくつか検索し、店頭のカタログも入手して見たところ、昨年までの"全方向360°スタッドレス"のうたい文句が完全に消えています。というわけで非対称化、アンバランスになっていないかを重点に確認します。
TOYO OBSERVE GARIT GIZ 185/65R15 2014年46週製造
 今年発売のタイヤなので昨年の在庫は無く1ヶ月ほど前に製造されたばかりのタイヤが来ました。
 まずは外観チェック。GARIT G5同様にトレッドパターンは対称で回転方向や内側・外側の指定が無く任意のローテーションが可能です。非対称パターンのスタッドレスは一種類だけ買って失敗しているので購入対象外です。
新品なので溝はばっちし。
 トレッドパターンを見る限り変な非対称性は無さそうです。あえて書けば中心部縦溝2本の間隔がかなり狭く見えるのが気になる程度です。
GIZ 2014G5 2013
 GIZはG5と比べブロックが大型化し中心2本と外側の溝が太くなりました。あと、対称パターンとはいえ横溝が左後側へ向けて斜めに切ってあるため右カーブと左カーブで効き方が変わると思われます。左側通行で左に回る方が旋回半径が狭いというのを考えているのでしょうか?。G5はほぼ水平かつ回転方向に対して対称で特に傾斜は付いていませんでした。
 スチールホイールを前後4本分購入しコストダウンも兼ねて全てトヨタ純正貫通ナットにしました。袋ナットでは某行政機関の車両とカブっていた点が解消されます。ただし、後輪のボルトの出っ張りがやや大きくなり車載レンチがしっかり掛かるか確認したところ手持ちの2種類ともボルトとの干渉は無くしっかり掛かっていました。
車体付属レンチOK
KTC ホイルナットソケット B38Z-21H OK
 GARIT G5の課題点とGIZでの改善点などは追って書きます。

Prius ODD Meter 323834km.