プリウス

 コストダウン、メーカーだけがやっていると思ったら甘い。これまで面倒だったので全トヨタ系ディーラーで標準と思われるタクティーのウィンドウウォッシャー液DXをひたすら薄めながら大量消費してきましたが、やはりカー用品店店頭の製品などと比べて高い。というわけで、品番指定で京都トヨペット七条本店に以下の商品を取り寄せ依頼。2Lでもそうでしたが重量物なので通販で取り寄せると送料が掛かります(無料の場合本体に載せられているようです)。
 完全に業務用の代物で18Lでも割引率が渋いタクティー(2L*9と18L*1でほとんど値段が変わらない…販売量の差?)と比較して50%以上安くなります。メーカーの説明はプロタイプ スタンダード ウインドウォッシャー液(http://www.kykk.jp/products/cat001/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%EF%BD%B0%E6%B6%B2/)です。水色のタクティーに比べて若干青色が濃い気がします。
コックを取り付けて空きペットボトルで補充しました。(事故防止のためペットボトルは車体タンクに補充後即廃棄)
 唯一気になったのがタクティーが-40℃に対してこのスタンダードが原液で-22℃までとなっていますが今のところ北海道へ行く予定は無いため近畿・北陸ではこれで十分かと思います。これまで私がプリウスで走った中での観測最低気温は-11℃です。路面はもちろんガチガチ、ウォッシャー液が凍りました。本州でも長野の山岳地帯では-30℃近くまで下がるようでそういった場所に厳冬期に行くためには同メーカーの寒冷地-50℃仕様15-201が必要になりそうです。一応見積もりは寒冷地用も依頼しましたが、想像よりも高価だったため標準品から試すことにしました。
使用上の注意及び使用方法
 成分がメタノールと界面活性剤ですので、たぶんタクティーとほとんど同じです。大容器なので小分け時の注意が載っています。1/3程度残っていたところに新しい洗剤を入れていますが標準品同士ですので特に問題はなさそうです。洗剤の補充作業をメカさんなどに任せていると注意書きを読むことが無いと思いますので引用させてもらいます。

●用途以外には使用しないで下さい。
●小分けする際は品名及び注意事項を記載した清浄な専用容器を使用して下さい。
●変質するおそれがあるので、撥水剤との混合使用しないで下さい。
●塗装面がおかされるおそれがあるので、炎天下での使用を避けて下さい。
●劣化したワイパーブレードはウォッシャー液の性能を十分発揮できませんので交換して下さい。
①タンクに入れる際、ノズルが詰まる原因になるので、塵・埃を入れないようにして下さい。
②希釈割合を参考に車の使用地域の気温に合わせて、本品を清水(水道水)で希釈しタンクに注入して下さい。
③ウォッシャー液を噴射する時は、自動車の内外気切り替えスイッチを内気循環にして使用下さい。
④ガラス面が乾いた状態で使用する時は、1回目の噴射で白くなる場合がありますが、続けて噴射して解消して下さい。

 20L確保しておけば原液使用でも1年以上は保つと思います。よほど天候が荒れない限り(←これが最近極めて怪しい)。2014年の購入実績を調べたところ2L入りを5本/年購入していましたので10L消費です。20Lを薄めていけば2年保つかも。少なくとも、輸送コストおよび容器の(廃棄)コストは削減できると思います。
 しょうもない点ですがダンボール箱の横についていた取っ手を使おうとしたところ、中身(洗剤が入ったポリ容器)がパンパンで指が入らず下から持ち上げました。

プリウス

 2014年冬版のグリル塞ぎ状態を上手く撮れましたので載せます。年末年始休暇でもう少しまとめたかったのですが全くできず。
2014A版
下側の基本は2013版(タイラップ4本)より下図2012Aに近くナンバープレート下のスリット形状と上下での傾斜角だけ2014Aでは変えています。どちらかというと上側の塞ぎ方の影響が非常に大きくまだ決定版はできていません。模索中です。
 ようやくVisio2007で入力した図面です。
下側2012A図面
材料は”アクリサンデー PPクラフトシート(ポリプロピレン) 黒 L(565×980) 0.75ミリ (PS-3 L 0.75)”を使用しています。幅980mmはこの材料のものです。ポリプロピレンの耐候性(気温-10~40℃ぐらいで実績有り)、耐薬品性能(主に対塩化ナトリウム・塩化カルシウム)、耐熱性能に問題は無さそうです。つるつるの面を前面に出して雪や汚れをはじくところがミソです。
 部材費や加工、洗車機での確認の手間(完全に塞いでしまうと凍結防止剤を水で洗い流せない)なども掛かっていますのでスタッドレスを一季で履き潰すぐらいの過走行車以外には不要と思います。

Prius ODD Meter 327600km.

プリウス

 朝一で車検から12ヶ月点検と整備のため京都トヨペット七条本店へ。年明け早々から京都市街での雪上走行が続き距離は伸びていませんが下回りに氷雪がヒットしているため点検+清掃を念入りにお願いしました。
近況、整備上がり確認(寒いので屋内駐車場)
 サービスキャンペーンでの(電動ウォータポンプ交換2010-11-20, 118198km.)から209009km/4年ちょい走行し通常の保証10年10万kmを軽く超えているため予防的に交換を依頼しました。電動メカはガソリンエンジン以上にオーバーヒートに弱い(オマケに水温を常時監視できない)ようでポンプ故障→冷却能力喪失→インバータ破壊→走行不能の連鎖を避けるため保証距離の2倍(20万km)を限度に交換することにしました。Webを検索した限りでは過走行車両で25万km辺りから壊れるようでスパークプラグ同様に実力に対して20%のマージンを取ります。
3個目のインバーター冷却用ウォーターポンプ
 天候が荒れまくったためガラスコートと下回り洗浄をどうするか悩みましたが今日は良く晴れたため一緒に依頼しています。本日の整備内容は以下の通り。

ガラスコート4面
エアクリーナーエレメント取替(エンジン用)
タイヤローテーション&ホイールバランス調整
ウォータポンプASSY取替(インバータ用予防整備)
 インバータクーリングホース2本(漏れ予防のためポンプに直接接続する2本を交換)
ブレーキクリーニング
下回りスチーム洗浄・パスタ塗布
エンジンルームクリーニング
クリーンエアフィルター交換(エアコン用)
エアコンクリーンコート

後日追記)山岳地帯などをハードに走っていると交換作業時に完璧なまでに水平なリフター上では抜けきらなかったエアが走行中の勾配や振動でリザーバーに排出され液面が低下することがあるようです。ポンプなど水路の補修を行った後しばらくはリザーバタンクの水位や漏れをマメにチェックした方が良さそうです。

Prius ODD Meter 327207km.

プリウス

今朝も除雪に使用。
 1日(元旦)、2日と連続で積雪があり朝から除雪作業。GERBERシャベル(2010年に書いたレビュー)を洗っていて刃先に傷が付いていることに気づきました。恐ろしく頑丈で壊れにくくはできていますがさすがに2006年に購入して9年経ちメンテが必要に感じました。雪に埋まった車輪を掘り出したりチェーンを巻く前にタイヤ付近を除雪したりと困ったときに活躍しています。現在車載している後載せ工具では最古参です。
ブレイドのエッジ部分を再塗装。
 売れ筋だったトヨタ202ブラック…保守が大変なボディカラー用のペイントを買ってきて塗装が剥げた部分を塗り直しておきました。放置したままでも機能的には問題無いと思いますけど見た目と壊れないものを壊したと言われるのが嫌なのでメンテしておきました。
 ちなみに、私のプリウスは標準色のトヨタ1C0シルバーメタリックでカラータッチT-45も持っています。ボディへの飛び石など板金に出すまでも無い小傷はこれで厚めに塗って防錆しています。経験上、鉄、アルミ、樹脂いずれの塗装面でも良く定着し洗車や雨程度では落ちません。
 今はまだ新品ですけどスチールホイールの防錆にも使えそうです。

プリウス

 午前中は晴れていましたが午後になって雪が降り始め京都市街地にも積雪があり道路も雪道となりました。
乗る前に除雪が必要な状態でした。
すこしだけ市内を走りました。(前の車両のナンバー加工)
 上の写真の通り、昨年11月末に購入しておいた新しいPIAAのスノーブレードは雪も上手くはねのけられるようで一安心です。ワイパーを動かしながら写真を撮っていたら信号が変わっていました。

未分類

 今年もよろしくお願いいたします。
 毎年になっていますが、年賀状を送っていただいている方へは遅くなっても返信を出しますのでしばらくお待ちください。数年前より住所録の保存を止めていますのでいただいた年賀状に記載の住所にだけ返信します。

プリウス

 2014年は最後の給油の12/29までで48469km走行、1909.31Lの燃料をプリウスで消費しました。通算燃費は25.39km/Lで詳細な記録を取り始めてから過去最高を更新しました。超軽量鍛造アルミホイール(約4.1kg)から超重量純正スチールホイール(約8.1kg)に替えていてもです。
 ただし、ガソリン価格は高止まりが続き総給油量の97.9%をレギュラーに変更し3年がかりでほぼ完全に燃料の切り替えを完了しました。もはやハイオクを使う経済的合理性が無くなり他のアンチノック材も検討しています。今の所最有力候補としてPEA(ポリエーテルアミン)を主成分とする燃料添加剤での対応を検討しています。200Lに対してWAKO’S F-1一本未満であれば洗浄効果分だけオマケになります。そもそもカーボンの蓄積でノッキングするならばハイオクは対処療法にしかならない可能性が高いです。
 添加剤の話で言えばオイル添加剤はこの過走行車にはあまり効果が無く(毎月のようにオイル交換するため持続性が無い)、どちらかというとエンジンを止めている時間が長く稼働率が低い車向けの商品と思われます。エンジンが稼働しオイルが循環している内はあまりオイル添加剤は効かないようです。
 燃費改善要因について考察すると最大はETC休日特別割引率が変更(50→30%)となった高速道路の利用制限によって一般道の比率を過去最高に上げています。これだけで燃費が大幅に改善しますが走行距離と到達可能範囲にかなりの制限が掛かります。
 車体のハードで最も変わったのはマフラーを純正に戻したことで一般道での燃費が改善しました。走行中エンジンが常時回る高速では社外マフラーとあまり差がありません。ホイールについては微妙で重量が2倍近い純正スチールへ変更することで一般道では条件により悪化、高速や郊外では改善しています。やはり停車状態からの発進のコストは上がり市街地や渋滞路でストップ&ゴーをひたすらくり返すと重量分(16/1250kg=1.28%)程度不利になっていると考えられます。
 マフラー、ホイール以外にも増税前にサス、インジェクター、フューエルポンプ一式を交換しかつ冷却水漏れが発生したラジエーターを補修(&キャップを108kPaへ変更)しました。また、タイヤをECOPIA PZ-XC(AAA-c)からBluEarth AE-01F(AAA-c)、GARIT G5からOBSERVE GARIT GIZへ変更していますがこれらの要因は気温差のバラツキ以内に収まっていると思います。目的地到達だけで無く新スタッドレスGARIT GIZの運用性能試験のため高速走行や氷雪上ストップアンドゴー確認を行ったため若干燃料を余計に消費しています(これまでは五年連続GARIT G5だったため特別なチェックは2010年のみ)。

年間走行距離 年間消費燃料 年間通算燃費 総燃料費 燃料単価
2010 40522km 1836.45L(ハイオクのみ) 22.07km/L 257336円 140.1円/L
2011 49141km 2181.81L(ハイオクのみ) 22.52km/L 321720円 147.5円/L
2012 54251km 2227.63L(内156.29Lレギュラー) 24.35km/L 324842円 145.8円/L
2013 51708km 2134.70L(内92.18Lハイオク) 24.22km/L 315536円 147.8円/L
2014 48469km 1909.31L(内40.91Lハイオク) 25.39km/L 293333円 153.6円/L

 この5年間の燃料代だけで軽自動車が一台買えます。恒例の数字遊びをしますと、この5年間の244091kmを燃費15km/Lの車で走ると16272Lの燃料が必要になり実際に燃やした10289.9Lに対して5982.1L余計にガソリンが必要な計算となります。その場合のコストは145[yen/L]と仮定すると867404円となります。走行用バッテリ(概算130000円)ならば6セット以上購入可能であり少なくともTHSIIの経済的合理性は確実にあると思います。CO2排出削減効果は2360g/Lで計算して14,117,756gで約14t/5年になります。この車一台で。
 燃料代だけで年間30万円超過は厳しいものがあるため、ガソリン代と高速代(=長距離走行)のバランスを取りながらの運用となりそうです。

Prius ODD Meter 327083km.

キンドル

 私の2014年12月31日現在のKindleライブラリ総保有数は2112冊(付録辞書やマニュアルなどを全て含む)です。
 746冊が一昨年、昨年分なので一年間で購入(無料本を含む)したKindle本は1366冊となります。月平均100冊を突破しました。キャンペーンによる特価での買いあさりと雑誌類のKindle化が大きく影響しています。
 一冊当たり150gで計算して150*2112=316.8kgでほぼ軽トラ1台満載(316.8/350=90.5%)分の重さになります。

未分類

 昨年末に予告したKDDI回線のLTE化とdocomo FOMA回線解約が完了しメールアドレスやアカウントの再編成を行いました。地味なところでは2.5inch HDDを全て廃棄しSSD化しています。大容量の3.5inch HDDはまだ代わりが無く使用しています。

プリウスについては積算30万kmを超えました。維持費の低減と共に高速燃費の改善(目標25km/L)と燃料費変動の吸収(100%レギュラー化)が来年の課題です。

来年も引き続きよろしくお願いします。

小説

 購入したものの積んだままになっていた全五巻。既に絶版でしたので古本で取り寄せたところ一巻途中で挫折したらしく栞代わりのチラシが挟まっていて2から5巻は一度も開いた形跡が無く紙が貼り付いたままで新品そのものでした。もちろん、全て初版で重版された形跡もありません。Kindle版で復活してもいいかも?しれませんが相当に読む人間を選びます。というか、主人公の設定がマニアックすぎて感情移入しづらすぎるのが最大の障壁(?)かと思いました。ぶっちゃけ、"新入社員"工兵君の方が100倍以上マシです、カイゼンされています。
 さらに、仮名ルビ(<夏>エスターテ)も冗長というかなぜイタリア語を使っているのかつかめず(まさか宇宙船の外形から?)、普通に日本語で春夏秋冬だけでも良さそうな気がしました。作中で茉莉花評議長(だけ?)は全くブレないし挿絵の雰囲気と合っているのが安心要素かも。ちなみに、茉莉花はフィリピン共和国の国花ですがイタリア語のルビと同じぐらい全く本作品とは関係ありません。
 なんだか公式サイト『なれる!SE』(http://nareru-se.dengeki.com/)までできているシリーズの著者が書いていて登場キャラの容姿についてのくどい(やたら細かい)説明やITがらみの妙に専門的な仕掛けは同様です。ただし、暗号通信の復調&復号方法は手紙もラジオもご都合主義過ぎます(技術的な背景を知らなければ全く置いてけぼりで読み飛ばされていると思われます)。
 ついでに、作中で唯一出てくる座標35.297238, 136.150303を地理院地図で見ると思ったよりも沖合にあります。

 五巻のラストバトル(ほぼ人間対人間)はヘタな仮想戦記ものよりよほど上手く書けていると思います。が、乗り物や武器の描写よりは人物や人間関係の方がより上手さが出ているため銀行ものや政治バトルの方がいいかも?無茶なSFチック設定が逆効果になっていると全巻読んだ後に感じました。ヒロインの活躍も後半はより強力なサブキャラクターに隠れてしまっている感が少々残念でもあります。
 ハチャメチャでもオリジナリティがあり悪役のキャラが立っているところは大きく評価できると思います。実は悪役の主張である元の状態をあるべき姿と考え不確定なリスクを排除する保守的思想のスジが通っている辺りも良くできています。主人公のロジックの方が定性的で破綻しています。
一巻122ページ4行目の誤植
 あと、受賞作品だか何だかよく分かりませんが校正はライトで”彦根辺還運動”なる誤植がありました。上の写真ポストイットの部分。返還が正しいのではないでしょうか。