雑誌レビュー

 建設焦土、断末魔の500万人産業という特集。窮地というよりも悪い状態にある建設業界の状況をほんの少しだけ紹介されています。記事になった以上の惨状があるのは想像に難しくありません。
 あと、気になった記事が小さいのですけどインサイトの悩み。販売が好調という記事をあちこちで見かけますけど購買理由の一位が外観とのこと。白で出してきたのはシルバーでデザインされている現行プリウス(NHW20)を意識しているはず。ロングセラーになるかどうか注目です。
 企業紹介は一社だけになり輸送機用部品の研磨、オカモト。ランディングギアやクランクシャフトの修理という大きな話を小さな会社でやっているという記事。
 今週号は先週号と正反対に面白い記事が多く他にもチャプターイレブンの解説やらデザインはアートでないとかいい記事がたくさんでした。ムラが何とも。単品買いならばいい週だけ買えばいいのですけど定期購読していると困ります。

雑誌レビュー

 見出しそのまま電機全滅について。総崩れになっているのが表やグラフで分かりやすく解説されています。具体的な商品価格の下落率はわざと値崩れした商品を選んだのではないかと若干?な所もあります。薄型TVについて不振の要因についてかなり詳しい一方で、半導体についてはDRAM、フラッシュ、システムLSIと発散気味なのが少し残念でした。
 株価「下落率の下位」に京都企業がゾロゾロ並んでいるのがなんとも…。電機大手が抱える有利子負債の大きさを見るとデトロイトスリーは他人事ではありません。

雑誌レビュー

 今週の特集は「強い政府の落とし穴」です。正直、内容の切れ(?)がいまいちですし対応策が有権者の意識という結論は寒いです。
 企業はセコムとヒューテック。常に新規事業開拓が共通点か。
 特集をはじめ今週号の読んだ感じは全体的にいまいちでした。そんな中で印象に残った一つは、最終ページの堀場製作所最高顧問の記事です。以前の東大寺長老同様、言いたいことがハッキリしていて話が良くまとまっています。

雑誌レビュー

 先週、京都トヨペットでオイル交換中に気になったのがお店に置いてあったこの雑誌で思ったよりもオイル交換作業が早く終わり読み切れなかったので買いました。
 どうも多くの人が読んだ跡がついていてそれが中程、「普通のご飯で赤飯風おむすびが作れる おむすび山 赤飯風味(ミツカン)」の開発ストーリー記事。こんな商品があるなんて知りませんでした。
 特集はクレジットカードなのですが現状で1ポイントでも多くというかなり細かい記事になっています。しがらみなしで新規でカードを持つならば参考になるかもしれませんけど既に持っているのをお勧めに変えるのは大変ですし逆にコストが掛かるような気も。

雑誌レビュー

 今週も来ました。特集が内需を創れとのことですけど簡単に創れるほど甘くない。国内向けの製品はガラパゴスと言われ、海外向けは外需依存と言われ製造業は何しろというのか分かりません。地ノベーションやらで少しは稼げるかもしれませんけど昨年後半からの落ち込みをカバーするのは到底無理では無いでしょうか。第2特集で中国とインドを取り上げているあたり内需よりも別の外需の方が見込みがありそうです。
 企業紹介はロフトとショーダテクトロン。河原町にあるロフトの前を何度も通ったことはありますが中に入ったことはありません。ロフトのパート、契約社員撤廃の人事制度変更については変更前後の表が見やすく効果がわかりやすいです。

雑誌レビュー

 目次前にいきなり東大寺長老のコメント。びっくりです。
 そんでもって今週は特集が「6割経済でも利益を伸ばす「引き算」のヒット術」ということで消費が低迷する中で売れるのはシンプルなものという記事。高機能の代名詞の携帯電話端末830Pからポメラ、鳥貴族、iQなどが紹介されています。個人的にはシンプルでとことん使えるというのは最後に紹介されているスーパーカブとか記事には無いですけどZippoライターのような超定番商品が多いと思います。定番よりも新商品を集めたのは今後への期待を込めてでしょうか。
 企業紹介は東京海上ホールディングスと廣瀬製紙。東京海上はIT化のメリットが明白な以外は今後の動向を見ないと何とも。

雑誌レビュー

 早くも2月に突入します。特集は「セブン&アイの破壊」ということで巨大流通企業になったセブン&アイホールディイングス特集です。営業利益の71%をコンビニエンスストア(セブンイレブン)が稼いで残りはボロボロ。特に売り上げは大きいのに利益が少ないスーパーストア事業(イトーヨーカ堂)を中心に紹介されセクショナリズムを壊すことで立て直しを図るらしい。同じものを同じように売っていては生き残れない。あと、ミレニアムリテイリンググループ(そごうや西武百貨店)についてはほとんど触れていないのは見込みが無いor立たないからか?扱いが悪いです。
 今週の企業はソニーとフロンティアラボ。ソニーは液晶テレビ事業で1兆円売っても赤字という苦境。利益が出ないのはコストのせいか?を問う内容の記事で珍しく記者の見解がまとまっています。私はいまだに平面ブラウン管「ベガ」KV-21DS55を買い換える気がしません。次に、フロンティアラボは郡山市の分析機器メーカさん。小さいけれども優秀という地方企業の典型。というか、東京23区内でこういう企業を最近聞かないような。

雑誌レビュー

 週刊誌のためレビューを書くのも結構忙しいです。一月最後の26日号は「カネ詰まり列島 2月危機を回避せよ」との見出し。株式市場の「3月危機」は聞いたことがありますし年度末なので資金が動くとは思うのですが今年は2月らしい。あまり記事では触れられていませんが借り入れが多く自己資金が苦しい企業ほど危機的状況になりやすいはずです。昨年までは資金を貯め込んでいると「金余り企業」とか言われてぶっ叩かれていた状況が正反対になっています。
 企業紹介はホンダ、ヤマグチと松井ニット技研。ホンダさんは新型インサイトでプリウスを追撃するようです。しかし、いくら車本体のできが良くてもアフターサービスや実用性が低ければこれまで通り状況は変わらないと思います。値段で勝負しようとしているあたり本気でトヨタに追いつくつもりなのか怪しい気がします。ぶっちゃけハイブリッド乗っている人は値段で選んでいない可能性が高いと分かっていながら仕掛けるのでしょうか?。残り2社は規模は小さくとも稼働率が高そうな(社員は忙しそうな)会社です。
 そろそろダレてきたかと思いきやネタが尽きない「敗軍の将、兵を語る」。今回はジーエスユアサコーポレーションの社長さん。JRの線路沿いに巨大な工場がある京都企業。粉飾の詳細は知らなかったのですが本体ではなく子会社の照明部門のさらに2人だけの営業所がやらかしたらしい。しかも、実質的に書類偽造だけで。書類だけで監査するリスクはあちこちにあるのではないでしょうか。

雑誌レビュー

 週末に届いたものの体調を崩していたため水曜になって読んでます。「新技術創世」ということで研究開発のお話。特集のテーマ自体はいいのですけど内容がケンブリッジに行ったり韓国行ったり、愛媛だったりでいまいち絞り込めていないのが残念です。せっかくなのだからUK関連で絞り込んで欲しかったです。ユーロファイタータイフーンとかロールスロイスとか最近だとルーサイトとかも記事になるネタがゴロゴロありそうなものですけど。
 企業紹介は日本電産、ワコールホールディングス、メトロール。京都企業が2社エントリー。Nidecの社長さんと九頭竜大社の縁が京都らしい。
 あと、ミズノとアシックスのジョギングシューズの紹介記事が突発的に載っていて商品名が「ウエーブ ライダー12」とか「ゲルカヤノ15」はいったいなんだか分からないネーミングです。末尾の数字はバージョンナンバー?

雑誌レビュー

 雑誌レビュー記事はマンガなどでよく見かけますが私が購読している日経ビジネスに気が向いたらコメントしてみます。というか製品情報とか気になるのがあってもどの号だったか忘れてしまうのでメモ程度に。
 昨日届いた2009.1.12版は見出しが「人材ガラパゴス」ということで期待したのですが内容は日本人サラリーマンの問題点指摘で現状は分かるのですけど解決方法の提言がイマイチでこの記事自体がかなり日本的だと思いました。せっかくなのですから取材先に語らせるいつものパターンを変えてみては?責任取りたくないですか?
 企業紹介はセイコーエプソン、キタムラ、トライウイン。まぁまぁ。
 前号から始まった消防飛行艇US-2(Wikipedia) 開発ストーリーは久々に面白そうな連載です。それ以前はトヨタの社史でしたが前半は結構面白かったのですがいまいちになってきた連載終盤で次なる危機に突入してしまいました。