昨年末2014-12-13(https://kadono.xsrv.jp/2014/12/13/)から使用している新スタッドレスタイヤTOYO OBSERVE GARIT GIZで9529km走りました。
思ったよりも良くできています。すばらしいとは書きません。凸凹に凍結した勾配付きの急カーブで轍にホイールがヒットするとさすがに滑って跳ねます。轍を乗り切るというか振り切る能力はもう少し欲しいです。私のプリウスにはありませんが、2012年10月以降発売の最近の車では装着が義務づけられているVSCがあればかなりカバーできるのでは無いか?と思えるレベルであり、G5同様に”安物!”という点を頭に入れて慎重に走れば問題ないと思います。
プラットホーム(赤丸部分)まで後2mm程度か。
GARIT G5と比べて特に良くなっていると思うのは降雨下でのウェット路面でG5では水を吸うとなかなか乾かず不安定だったのがマシになった気がします。全く同じ路面状況での比較などあり得ないので主観的な感想になりますが水分が多い路面での安定度だけは分かりました。あとは凍結路を登坂するときのグリップ感は上がった気がします。その他、営業さんはものすごい強気で「(当然G5よりも)いいでしょう?」と聞いてきますが、乾燥路、凍結路、圧雪路はG5と似たり寄ったりで耐摩耗性能も上の写真の通り2万kmは厳しい気がします(いじめすぎ?)。燃費を捨てて空気圧を落とし接地面を増やせばもう少し良くなるかもしれません。
しばらくの間、わざと空気圧調整をせずに放置して偏摩耗するかも見ましたが最も摩耗しているタイヤでもまだプラットホームまで残っていて使えるため耐摩耗性はG5並かそれ以上あると思います。約5000km/月の過激かつ過酷な条件下での結果(BLIZZAK REVO GZは9722km/3ヶ月で廃棄(https://kadono.xsrv.jp/2010/01/11/))なので街乗りのみなどおとなしい使い方ならばずっと保つでしょう、きっと。毎年新品のスタッドレスタイヤを購入している私の使い方では経年劣化は調べようがありません。