整備の間が空いた場合など適当な間隔(交換作業後ホイールが馴染んでから100km走行後などが目安)でトルクレンチを使ってホイールナットの増し締めを行っています。諸般の事情というかハブボルト径(19mm)とハブナット径(21mm)を間違えて発注したため私は赤マーク108NmのKTCホイール専用トルクレンチを使用していますが本来トヨタ車ならば黒マーク(103Nm)に21mm付属のセットがお買い得です。まぁ、ディーラーとカブるし5Nmの差よりは全20本のナット締め付けトルクが均一かどうかの方が重要ですのであまり気にしていません。
ホイールナットを増し締め
ちなみに、NHW20プリウス純正のホイールナットはISO規格の平面座でナットとホイールの接触面にワッシャー(座金)が付いており一本でも緩むとホイール付近からカチッカチッという独特の金属音が鳴ります。最初は何事かと思って路肩に駐めてジャッキアップしたり四苦八苦しましたが一度覚えてしまえばすぐに気づきます。応急タイヤ使用中もこのワッシャーが鳴り続ける(ワッシャーが完全に応急ホイールと密着しないため)ようになっていました。良くできているといえば良くできているのですが路上で自分でホイール交換を行うぐらい走り込んでいなければ気づかないポイントかもしれません。社外品で良く有るテーパーナットに替えてしまうとこのメリットは失われます。欧米輸出を念頭に置いた世界戦略車のためかしれっとISO化してたりします。
最近はディーラーもどこの整備工場もトルク管理は厳しくなっているようで外すときや仮締めはインパクトレンチを使っていてもリフトを下ろしてからの本締めはトルクレンチを使っているようです。ユーザーがチェックを入れているかどうかはともかく。
専用トルクレンチの優位性はエイビットさんのKTC ホイールナット専用トルクレンチ(http://www.abit-tools.com/ippin_pages/etc1/ktc_torq_hoi_ippn_a.html)で詳しく説明されています。
Prius ODD Meter 261950km.