エレクトロニクス

 昨年末に購入したKindle FireHD(2012.12.19)を置き換えるべくNexus7(2013)の16GB版を購入しました。カタログ上の主な違いは以下の通り、

Kindle FireHD(2012 32GB) → Nexus7(2013 16GB)
寸法:193mm x 137mm x 10.3mm → 200mm x 114mm x 8.6mm
重量:395 g → 約290g
画面:1280x800(HD IPS) → 1,920×1,200(FullHD IPS)
CPU: OMAP4460 DualCore 1.2GHz  → APQ8064 QuadCore 1.5GHz
GPS:非対応 → GPS(GPS+GLONASS)
センサ:光センサ 加速度センサ ジャイロスコープ
    → 上記に加え電子コンパス、磁気センサ、NFCが追加

店頭で実機を触ってみて液晶は解像度が上がり発色も良いため問題なし(Kindle FireHD 8.9はデカすぎ、重すぎで買う気になれず)。寸法はNexus7が若干縦長になるものの元々縦長レイアウトが多い電子書籍に対してはこっちが有利。薄さと重量差は圧倒的でNexus7の方がずっと持ちやすいです。
下からIS12S, Kindle FireHD(2012), Nexus7(2013), Kindle paperwhite(2012)
 あと、CPUの能力もかなり差が有りKindle FireHDは事実上の専用機のくせに表示する本によってページめくりや移動が遅かったのですがNexus7はもたつきを感じず快適です。正直、Kindle FireHDは32GB版を買ったのは後悔していましてAndroid端末に多数のファイルを保存すると収拾が付かなくなることが分かったのでNexus7はわざと16GB版にしました。
 スマートフォンとはいえ電話機という性質上電池切れにするわけにはいかないIS12SからGPSを使うアプリ(Google Map, My Tracks, ITS spot Viewer等)を移管します。最悪Nexus7がバッテリ切れとなっても連絡が付かないという事態は避けられます。元々タブレットはバッテリの容量が大きいためセンサ類を駆使しても稼働時間への影響は小さくできます。GLONASS対応は効果は未知数ですが測位精度向上に役に立つ可能性が高く、少なくともIS12Sよりは良くなりそうです。
 ただし、液晶パネルを輝度オートで稼働させたときの稼働時間は明らかにNexus7の方が短く、音声再生のみやセンサだけを使うときは表示オフや輝度最低に固定する必要があるようです。文字ばかりの電子書籍に関する限り稼働時間や携帯性、耐久度からいったらKindle paperwhiteが最強と思われ、新書や文庫はpaperwhiteという使い分けはそのままにします。
 Kindle FireHDからNexus7へ移行することでIS12S用に買い切ったGoogle PlayストアのAndroidアプリがそのまま共用できる点も大きいです(Kindle FireHDは基本Amazonのアプリストア限定)。
 その他にNexus7(2013)の残念なところとしてはWiFiがac非対応で5GHz帯がKindle FireHD同様W52のみ。元々2012版が5GHz帯に非対応でKindle FireHDの方が良かったのですが追いついただけです。