グリル下部1/2塞ぎの燃費改善効果と燃費走行
2/22に一旦グリル塞ぎを解除し3/4に再び塞ぐまでの間どれだけ燃費が変わるか比較しました。解除していた10日間の燃費は822km/37.42L=21.97km/Lでした。この直前は861km/37.69L=22.84km/Lでおおよそ4%程度の改善があったようです。比較している間に荷物を下ろしたりはしていません。特に燃費走行もしていなかったので伸び率は低い可能性があります。
3/14からはガソリン供給の懸念(京都では3/19現在特に制限や待ち行列はありません)や価格上昇に対応すべくあまり乗り気では無いですが燃費運転に切り替えました。加速時は2000rpm縛り(上り坂だけは若干オーバー)と例外無しで4000rpm以上を封印、あとはできるだけ一定速度を保つという簡単なルールだけ導入しました。京都の平均的な出だしよりやや遅いのでイラチにはブチ抜かれます。これまでの経験上、低速ならば燃費が改善するというわけでは無く主に加減速時に燃料が消費されるためできるだけ一定速度、つまり低速では無く定速が重要となります。このルールはどちらかというと従来のガソリン車に対して有効な方法でイカレた燃費車両であるプリウスの場合、加速を緩くしない方がかえって燃費が良くなったりするらしく難しいところではあります。
ZVW30ではハイブリッドシステムインジケータが目印になりゲージ半分以下(かなり遅い)で運転することでかなり燃費は改善すると思います。NHW20はインジケータが無いのでタコメータが無ければエンジン音が目安となります。2000~3000rpmで音が車内に響く程度、4000rpm以上では車内で会話ができないぐらいかなりうるさくなります。
まだ、燃費運転に切り替えて一週間も経たないですがこれまで冬期はEMVではなかなか出なかった25km/L以上の数字が出るようになりグリル塞ぎ以上の効果があります。グリル塞ぎとの相乗効果もあるようで定量的な評価は難しいですがエンジン停止時間が延びるほど効いてくると思います。直近2回(3/16,19)の給油での燃費は24.43km/Lと25.74km/Lで10%以上改善しています。これでも実走行でカタログ燃費(35.5km/L)を超えてしまう驚異的な燃費を叩き出す方々からすると全然です。
30km/Lの壁を越えるには2000rpm縛りというのが適切では無くバッテリ電流を監視して充放電を見ないとダメかも。
プリウスは燃費を前面に出して販売されていて実走行燃費とカタログ燃費の乖離を気にされる方も多い(私の燃費22km/L付近を話すと「そんなもんやね」とよく言われる)ですが本気を出すと一気に燃費が良い方向にも悪い方向にもブッ飛ぶハチャメチャな車でなので改善する方向で考える甲斐はあると思います。Webやら書籍やらで見て知る限りプリウスの燃費バラツキはセンター20km/L程度で7km/L~40km/Lぐらいあるようです。
4月に入ってもガソリン供給難(実際には電力同様に供給能力よりも西日本と東日本間での相互輸送能力があまりない点がネックみたいですけど)や急激な価格上昇が続くようならばカーペット剥がしなどさらなる改善策を検討します。どんどんレーシーでスパルタンになっていくという噂も…。軽量化のため助手席にSP-GIIIかなぁ?
Prius ODD Meter 131838km.