キンドル

 先にハード(Kindle Fire HD)を注文してから何のソフトを買うか調べました。「Kindleストア」オープン 紙の本より「○%オフ」の“Kindle価格”表示 アプリ日本語版も公開(ITmedia)によると、

角川グループパブリッシング、幻冬舎、講談社、集英社、小学館、新潮社、文藝春秋など

とあり、まずぱっと見で秋田書店、芳文社、技術評論社、CQ出版社、日経、JTBは無いらしい。ようするに『ばくおん!!』や『けいおん!』、『Software Design』、『トランジスタ技術』、『るるぶ』は出ません。業界紙とか部数が出ない方が電子書籍の効果が大きいと思うのですが自前で売るつもりなのか怪しいです。
 後日追記)12月半ばぐらいに秋田書店はKindleストアに参戦してきたようです。『ばくおん!!』はありませんが、『弱虫ペダル』などが購入可能になっています。
 分析ではKindle Storeオープン、出版各社の対応に大きな変化(MM総研)が詳しく価格比較表も載っています。まだ様子見感が強いのが現状です。年末と年度末商戦(Kindleの発売予定日はあからさまなクリスマス商戦狙い)でどう動くか要注目です。
 と、たまには車から離れた記事でした。
 後日追記)日経新聞の
特集:遅れてきた「電子書籍元年」 キンドルが開けた「パンドラ」 競争が崩す商慣習(日経新聞)
によるとキンドルストアの価格は二通りあり、出版社が値段を決める代理店モデルが

講談社、集英社、小学館、文藝春秋、光文社などの大手出版

で、Amazonが値段を決める卸売りモデルが

角川グループ、新潮社、ダイヤモンド社、NHK出版、幻冬舎、PHP研究所、朝日新聞出版といった多くの出版社

らしい。自分とこ(日経BPとか)棚に上げているような気もしますけど少しわかったのでいいかな。出版社が値段を決める代理店モデルには独占禁止法違反となるリスクもあるらしく今後どうなるか注目です。
 これまでにも電子書籍の販売自体はあった(10年ぐらい前だかに何度か買ったこともあるような気もしますが絶望的な使い勝手の悪さで一ストア一度きりの記憶しかありません)のですけどこれまで騒ぎになるのは初めてかもしれません。動きそうです。

キンドル

 タッチパネルは基本NG(デジカメ、ケータイは全て却下済み)なんですが、電子書籍は一台も持っていないのでド本命のKindle Fire HDをポチりました。Amazon.co.jpさんとは2003年1月25日に最初の注文を出してから10年来の取引なので信頼&期待しています。このWebにっきが現在のタイトルになるずっと前からです。
 主に続巻購入を打ち切っている漫画本の様子を伺うのに使おうかと思っています。ここで紹介するような重要度が高い作品は紙で買います。使ってみないと分かりませんけど、保存用としての使い勝手が良好ならば紙+電子データのダブル買い(たぶん、出版社が一番助かるパターン)もあり得るかも。
 なぜ、Kindle Fire HDか競合との比較についても独断と偏見を書けと催促されたので追記。7inch IPS液晶などハードのサイズなどはNEXUS7, iPad miniと直接競合します。Kindle Fire HDが有利なのは32GBのメモリ(静止画の運用では先に財布が破綻する可能性の方が高い)と高速WiFi通信でしょうか。私は電子書籍にGPSやLTEは不要です。動画もたぶん使わない。
 最重要なのがソフト面で出版社がどこまでコンテンツを出してくるかが課題です。個人的には書店に並ばない回転率が低いマイナー作品、あるいは増刷が追いつかない&予約入れ忘れたような超人気作品(こっちは付録で推してくる可能性が高い)が電子化する可能性が高いと思います。
 あ、絶版になった作品がKindleの普及により電子書籍で復活というのが最善のシナリオです。紙の限界を超えるのが使命ではないでしょうか?一機能として実装されるNEXUSやiPadにそんな気概は感じられません。また、PC用にKindleアプリを出さない点にも意志を感じます。金金言って販売量だけを考えたらWindowsやMacへの展開は当然だと思うのですがそうはしていません。後日訂正)英語版は既にKindle for PCでてます。

日本語版のKindleアプリは現在提供しておりませんのでご了承ください。

という状態でWindows用のアプリを入れてみても登録を蹴られます。USA本国サイトのアカウントならいけるのかも。
 要はサービス次第で使い勝手が良ければ紙の比率を減らすことも検討します。IT革命←死語か?的には電子書籍がメインで紙が嗜好品でしょうけど私のようなガラケー専門の通話中心でアナログな人には厳しいです。もちろん、NEXUS7やiPadでも電子書籍は読めるわけですがそこからどれだけ+αがあるかです。スタートダッシュについては汎用性を犠牲にして強力な価格競争力があるので心配していません。