エレクトロニクス

 どの周波数帯やCAの状態が分かったら面白いかと思って調べたところ、MR04LNのコールログにEARFCNという項目で出ていることがわかりました。参照先のURLではPC版のブラウザからアクセスしているようですが、Android版Chromeでも最初の画面で[PC用クイック設定Webへ移動]という項目を選択するとPC版へ遷移しログを見ることができます。
最強ルータ MR04LN を購入 ~ 接続バンドの確認方法(http://blog.kzcn.info/?eid=37)
Aterm MR04LNいろいろ(その2 コールログ編)(http://gmen7388.blog.jp/archives/52350721.html)
 国内携帯電話会社のEARFCNについてはLTEの中心周波数とEARFCNリスト(http://www.gadget-and-radio.com/freq-earfcn/)の一覧表が見やすいです。
 私の自宅ではOCNモバイルone音声対応SIMでLTEに接続してEARFCN=6100(Band19 885.0MHz 10MHz幅)とCAで1849(Band3 1869.9MHz 20MHz幅)が時々Downloadバースト時だけ?つなぎにいって蹴られているようです。CA_3-19に失敗するのはMax150Mbpsしばりで225Mbps非対応SIMのためと思われます。CA_1-21も利用不可で事実上CA不可の単一バンド用SIMです。1.8GHz帯はあまり聞き慣れませんが東名阪バンドとして関西の市街地ではXi用として広く展開されているようです。ログをざっと見た限り京都市街ではBand1をあまりつかまないらしい(MNO SIM優先か?ただ単に移動し続けていたからか?)。mineo(au)のSIMでは自宅の同じ場所で4900 (Band11 1490.9MHz 10MHz幅)だけを掴んでCAはしていないようです。こちらも1.5GHz帯で対応端末が少なそう(SHF32非対応)です。
 実際に調べてみるまではBand1がLTEの中心かと思っていました。MVNOはなるべく空いているところ(かつCA不可の帯域)に追いやる方針のようです。プラチナバンドたるBand19を掴んでいるOCNモバイルoneのSIMは料金が格安SIMの中では比較的高いだけマシかもしれません。
 通信速度ベンチの雑誌やらWeb記事をあちこちで見かけますがどのバンドを掴んでいるのか、CAできているのかいないのかで大幅に変わると思われます。掴んでいる帯域幅が広ければ実測するまでも無くかなり有利です。従って、いくら場所や時間帯をそろえてもEARFCNに相当するだけの接続条件情報が無ければ比較は困難かと思いました。