東京レイヴンズ1(Kindle版)
適当に買って置いた一冊を病院の待合室で読了。サッカーかと思ったら全然違いました…(イレヴンだった)。
もっと露骨にクマノヤタガラスの方が読みたいような。題字の背景は熊野灘からの日の出で。
権力とか地政学的リスクとほとんど縁が無いお話のようで今ひとつ。キャラ(人)だけが物語の中で動いていて天の刻と地の利が全く活かされていないのも不思議。読むつもりは無いですが2巻以降で主人公が政界デビューでもするのででしょうか?都知事選??
「オーダー」はなぜか映画スターウォーズの"Execute Order 66″を思い出しました。どちらかといえば、先頭かつ2つ"急"を重ねているので"Execute Order, Right Now!, Now!"ぐらい?
終盤主人公の説得の仕方を読んで『CAPTAINアリス』にあった「親愛なるカイビーガン」のエピソードの方が荒唐無稽ではありますが面白かったと思います。『鋼の錬金術師』のごとく禁忌を犯そうとしていたわけでもっと緊迫感があった方がいいような気もしますがその辺はライトに?。
軽いのですが何が書きたいのかが私にはよく伝わってきませんでしたのでまとまらない突っ込み少々。他の方のレビューを読んで対象(年令?)がズレているというのは確かにあるかも。既存の熊野信仰などに囚われていない斬新さを評価すべきかな。ということで、主人公の一族にはあえて触れません。