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 いきなり祖母からいただいたノンフィクション。
関東大震災の混乱時に憲兵大尉だった甘粕正彦氏がどこまでも彼なりに祖国に尽くす伝記になっています。当時の関係者(生存者)からの聞き取りを中心に構成されているのは公式資料による記録が無い部分が多いため最後まで疑惑は闇の中です。資料の裏付けがあれば正しいというわけでもないですけど一応の安心材料にはなります。しかし、それが欠けたまま話が進みます。
疑惑を抱えたままでも当時の切迫した状況はひしひしと伝わってきます。