昨日(2015年1月11日)現在の値段でNEXCO西日本 料金・経路検索(http://search.w-nexco.co.jp/)を使って計算してみました。普通車ETC割引適用でできるだけ定量的な比較を行います。以前書いた京都南IC→吹田JCT→南紀田辺ICの名神・近畿道プランは全て間に入ってしまう(その上名神が結構混む)ので第二京阪で支障が無い限りあまり意味が無いため除きます。PDFですが第二京阪道路料金のご案内(http://corp.w-nexco.co.jp/activity/branch/kansai/daini-keihan/images/charge/dainikeihan-fee5.pdf)によると現在はETCで近畿道と連続して走ると同額になる第二京阪ネットワーク割引があるようです。
巨椋池-有田間(コスト最小、時間最長現在採用中)
上鳥羽-有田間(あまり意味なし)
巨椋池-南紀田辺(コストパフォーマンス良好)
上鳥羽-南紀田辺(コスト最大、時間最短)
巨椋池vs上鳥羽が260yen/6.4km=40.63, 260yen/6min=43.33で有田vs南紀田辺が960yen/46.6km=20.60, 960yen/41min=23.41です。湯浅御坊道路と阪和道の単価は阪神高速8号京都線の約半分になります。
第二京阪道路の時間短縮効果は大きく、久御山まで一般道を走るメリットは見つかっていません。あまり一般道区間が長くなるとR24→R168の京奈和や完全一般道距離最短プランに負けます。NEXCO管轄の都市間高速区間は湯浅御坊道路や阪和道も第二京阪同様に比較的コストパフォーマンスが良好です。2015年度予定の上富田ICが供用開始されると南紀田辺IC付近の田辺市街での混雑を回避でき、R311へのアクセスが良くなります。
阪神高速8号京都線がいらち分離以上に効果を発揮できるのはR1,R9へ接続して比較的混雑する京都駅付近をバイパスできるようになってからと思われます(JRとどう交差するかが見所です)。現状でのメリットは天気が良ければ見晴らしがいい(…定性的)というという点ぐらいでしょうか。走るだけならば少なくとも2021年供用予定の京都南JCTで名神とつながらなければ使い勝手が今ひとつです。