代車ZVW30返却


 私のNHW20が修理完了したとの連絡が入り明日入れ替えで代車として借りていたZVW30レンタカーを返却することになりました。2度目のZVW30レンタルの感想。乗り始めはかなり違和感があり、慣れるまでは掛かりそうですけど逆に乗りこなすのが楽しいと思えるならばいい車だと思います。ベストセラーであっても車に求めるものが人によってかなり違う以上いいか悪いか難しいところかもしれません。少なくとも最近の車と比べて飛び抜けて悪いところがあるとは思えません。
 アクセルについてはNHW20よりも操作しやすくなっていると思います。ただ、強化されたモーターや1.8Lのパワーが実感できる訳ではなくあくまでも燃費改善のための最大出力アップとなっているようです。単に重量増加で帳消しになっているという可能性もあります。
 2月ぐらいに騒ぎになったブレーキについてはペダルがNHW20より重かったり停車中に床まで踏み込むとアラーム音とともにS-VSC(?)が動作したり若干扱いづらいところがあります。慣れれば平気でしょうけど違いは分かります。騒ぎになったブレーキ抜けについては私は無意識のうちに踏み増ししているのかさっぱり分かりません。ペダルはアクセル、ブレーキの両方とも徹底的に踏み込む方なので再現可能な浅い踏み込みができていないためだと思います。走り込んで凍結路や摩耗したタイヤによるスリップに慣れてしまうとタイヤで滑ろうがシステムで滑ろうが無意識に補正・対応している(再現するような条件を避けている)可能性が高いのではないでしょうか。
 メーカー側の見解としてはあまり良いとは思いませんが、ユーザーから見て「フィーリングの問題」というのは確かにあって同じプリウスでもNHW20ともブレーキシステムが全面的に変わってフィーリングが違います。乗用車では標準的と思われるトヨタのカローラアクシオやヴィッツと比べてもかなり違うので違いが許容できない人にはつらいと思います。ブレーキフィールに関してはまだまだマニアックで誰にとっても使いやすいとは言い難くまだ改善の余地があると思います。ブレーキについては説明がマニュアルにあってもいいような気がするんですが…。あれだけ騒ぎがあってリコールしてもチラシ一枚配らないあたりプライドなのかユーザーに指示するのはタブーなのか?です。シフトレバーの説明はワイパーレバーに下がっていたのですがそれ以上にブレーキの説明がどっかに書いてあっていいと思います。「完全に止まるまで強く踏み込め!」だけだと思うのですけど。私のようにブレーキを踏みすぎると乗り心地や燃費、タイヤの寿命が悪化しますけど安全第一です。レンタルでは無理ですが減速Gに対してはバケットシートで対応できます。
 新型ブレーキシステムに対するプラス評価としてはブレーキペダルを深く踏み込んだ場合の制動力はNHW20よりも強力で後輪ディスクブレーキの効果が実感できます。レンタル期間中一度だけ白猫が飛び出だしてきて下り坂で急ブレーキを踏みました。シートベルトの固定が弱いようでシートから体が浮いたものの猫が避けるだけの時間は作れ回避に成功しています。ブレーキの制御システムもフィーリングはともかく制動力や操舵性に対しては悪くは無く急カーブでの挙動が安定していると思います。個人的にはブレーキについてはシステム一新のリスクよりも後輪ディスクブレーキ化のメリットの方が大きいです。
 私がZVW30を買わない主な理由は何よりも今のNHW20が気に入っているのが一番の理由です。購入に対するZVW30の問題点を強いて挙げればボディサイズと重量の増加が許容しがたい(これはスペックなのでどうにもならない)のと運転席と助手席間のパネルが邪魔だからです。ブレーキはもちろんドライブトレインやシャーシについては乗りこなす自信があるので問題ないと思います。新規性が怖くてはプリウスなんて乗ってられません。