プリウス

 北陸道など高速や直線路では悪くないのですがやはりカーブ区間での頼りなさが目立つREVO GZ。さらにプリウスの重量配分や私の運転が負荷を掛けるためか偏摩耗も激しく現状では2万km保ちそうにありません。少なくとも来期、車検で問題になりそうならば直ぐに次のタイヤを考えなければならずとりあえず安くて評価が高いTOYO GARIT G5の見積もりを取ってみます。スタッドレスは1期限りの使い捨ての方がいいのかも。残念ながら高価(&乾燥路ではスタッドレスとは思えないほど高性能)だったのに期待はずれとなってしまったBLIZZAK REVOシリーズ(1,2,GZ)のリピートはしません。
 BLIZZAK REVOシリーズの欠点としてREVO1もそうだったのですが水を吸うと特にカーブで不安定になりやすいと思います。直線では食いつきがいいだけにカーブに入ってハンドルを少しでも切ったとたん一気に滑り出すので操作が難しいです。REVO GZの方が縦グリップが良くなった分だけよりこの傾向が顕著になってます。ガチガチに乾燥するまで凍り付いた直線路(北海道や欧州ターゲット?)では真価を発揮するのでしょうけど水分が多い湿った雪が降る北陸や京都北部ではイマイチ合わないという結論に私は至りました。うまいカバーの仕方とかアドバイスがあればコメントください。(後日追記:どうも私のハンドルの切り方がスタッドレスに対してはきつくて滑り初めを拾えていなかった模様です。タイヤだけでなく運転も冬道仕様にする必要があるそうです。)
 ブリヂストンさんはBLIZZAKの試乗会をスケートリンクでやっていたと記憶していますが本州の雪質や山道を考えると乾燥して真っ平らな氷の上を走る機会などほとんど無く水を撒いてさらにデコボコや勾配を付けないと実走状態(山岳地帯での雪+水+氷混合状態↓下の画像参照)と離れてしまうのではないでしょうか。
常時録画式のドライブマン720Sを搭載してようやく撮れたスタッドレス限界走行(これ以上の新雪では登りでスタックします、既に轍の段差でスリップ警告灯点灯中)、後継のガリットG5 3セット目での走行動画から後日追加
 摩耗したタイヤのように滑りっぱなしタイヤの方が覚悟&準備ができているし低速でも直線でも容赦なく滑る(=とてもじゃないけど飛ばせない)ので早めのチェーン装着など対応しやすいです。
 あと、これはタイヤというよりはNHW20型プリウスの特性だと思いますが空気圧が前輪<後輪と指定の状態から逆になるとかなり不安定になります。感覚的で表現が難しいのですが指定圧の状態と比べ操作に対する反応が薄いというか勝手に走る気がするというか…。困ったことに前輪の方が重量が掛かっているため減るのが早くなりこまめに調整する必要があります。

後日追記)結局、1/11にBLIZZAK REVO GZ廃棄とGARIT G5発注(https://kadono.xsrv.jp/2010/01/11)となりました。9722kmだけと1万km保たなかったタイヤはREVO GZが初めてです。