コミックス

 1,2巻で登場人物が大体出そろい転機の一巻。主人公とバラバラに話していた3人(2+1人)がまとまって四人組となります。細かくうまい演出。なんだか完成度が高そうな物語になっています。勢いでその場その場だけ盛り上げる多くの作品とは一線を画しています。勢いがブッ飛んでいればそれはそれで面白い。
 作中の地名、藤草(ふじのくさ)とはいかに?藤はもちろん木。藤色の花が咲きます。まぁ、地名を合成してもじってるので地元にはバレバレですけどこれだけ見ると謎名詞になってます。ちなみに、主人公の困った兄の名前が「とうか」で、作中では燈日の字になっていますけど、音だけでいけば藤花とも稲禾、稲荷の音読みとも取れます。兄妹二人ともそのままの名前になっています。九条通(たぶん氏子地域内)に陶化小学校というのもありましたが現在は統合で無くなっています。
 なんか既に解析(?)サイトはあるようでそこに出ていた角コミポスターと本宮祭宵宮2012というポスターの写真にある主人公が着ている着物の色と柄も藤になっています。ポスターのせいかデジカメの色補正か、色彩がおかしく目立つところだけで、主人公の目の色がウサギのように赤いのは変。一巻カバー表紙のようにえんじ色(?)の方がいいです
 少なくとも、単行本カバーを見る限り色彩設計にかなりこだわっていそうなのですが。3巻表紙は墨染さん+ユリの花です。
 さて、脱線しましたが3巻後半から次の展開へと移りそうです。どさくさ紛れに神力をつかう主人公、なんか裏目に出そうです。
 あと、この巻ではかなり印象的な台詞がたくさん出てきます。ざっと上げても、

「おんどりゃーっ 何さらしとんねん」
「神様っていったら お酒ですよねー」「酷い偏見だ」
「子どもに 甘えてもらうんが 母親の本業ですから」

これだけ抜き出すと訳が分からない漫画だ…。最後の方でようやくうか様の神様らしいところが出てきます。

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 なんとなく購入した一巻が予想外に面白かったので2巻を即発注。
 表紙はうか様。主要キャラが順番で表紙を飾るようです。一巻表紙とは異なり押し加工っぽいエフェクトは右肩部分の梅花を除いて入っていません。
 巻頭にコンがカラーで載っています。やはり白であり一般的なきつね色の狐ではありません。あくまでもうか様のお使い見習いです。巻末おまけでも書いてありますが通常お稲荷様というのは稲荷神を示し狐達のことではありません。稲荷には狐がつきものですけど神が先。お使いの狐たち、特にうか様直衛?の一対は話し方も表情も仕草もかなり個性的です。それでも、お使いが主の兄(神様)に塩まいていいんでしょうか?かなり自由奔放です。この巻でのメインと思われるトシ様の設定はうか様以上にややこしい。
 とにかく、考えてみれば人の神様が人に近いのは当然か?作中の二神とも穀物神と名乗っていますがあくまでも人が食べるための穀物であって鳥が食べる餌ではありません。作中で出るかは微妙ですけど名物寒スズメが象徴的です。

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 ほとんどタイトル買い。一巻の表紙と扉絵はあり得ないぐらい気合いが入っているのが最近の傾向です。表紙をよく見ると、主人公の手の形が影絵での狐の形を若干崩してハート型になってます(気づかせるためにわざと濃く塗ってあるらしい)。キャラの名前から地名まで深草一帯にちなんでいます。主人公周辺の人物は全て京都南部の話し方ですが、なぜか最重要のうか様はガチガチの標準語なのが逆に違和感があったり。他の神様やお使い(主に白狐)たちはバラッバラです。
 背景などまで非常に細かく描き込まれているのですが、一対の狛狐が咥えるのはお社から見て右が巻物または鍵、左が宝玉のところ両側宝玉になってるコマがいくつか。台詞などパロディと思わしき部分がチラホラあります(いきなり絵柄が変わる!変化能力発動)けど元ネタが今ひとつ分からなかったり。この辺、漫画など他作品をたくさん読んでいる人が有利かもしれません。どこかでブレイクすれば解析サイトができてもおかしくないです。
 面白かったので続巻も読んでからこの1巻を読み返すと最初から主人公は変化(顔が…)や運を引き込むなどうか様に近い能力を最初から発揮しています。そもそも、主人公はありがちな設定である神職でも農家や商家の生まれでもなく、うか様の特別な一産子として登場しているところが新しいかも。神様たちの設定も斬新すぎるぐらいにユニーク、でも(あからさまに)モチーフとなっている伏見稲荷大社自体がかなり斬新でユニークな面をもった神社でもあります。

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 予約注文していたのが届きました。この9巻全体を通してほとんど主人公と桜島で走りながら話が進みます。修羅場モードから抜けるかと思いきやさらに壁が高くなりました。主人公の経歴が少しだけ明らかになり、娘からの冷たい視線&痛恨の一言が出てきます。家出(?)状態となった元学生チャンプがネットカフェでジャージのまま電話してたり。どこまで追い込むんでしょうか。後半に少しだけチームの組み立て方針が出てきます。

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 かなり気合いというか思い入れというか広島東洋カープを応援している人ならば有名なエピソードがてんこ盛りです。「なにやっとんならあぁ」とか「ぶちたるんどらァ」とか「ぼれぇしんでぇわみとられん」など広島訛り(?)も懐かしい。野球中継を聞いていてもたまーにマイクが「おんどりゃぁ」とかとんでもない罵声声援を拾ってたりします。

 この巻を読む限りタイトルは球場じゃなくて広島東洋カープラヴァーズじゃないですか?次巻表紙は赤ヘル装備で。京都に来てからそこら中トラキチだらけ(会社の駐車場に縦縞車両が出現したことも…)なので肩身が狭かったり。虎ヴァージョンも出そうな気配。
 巻末の特別収録もキてます。京阪神ならば「なぜ教室内に縦縞、法被、トラッキーが無いの?」でしょうか。最後の優勝1991年でしたっけ。4タテ食らったような…。(調べてみると4タテは前年の巨人で1991年広島は日本シリーズ最終戦で逆転敗北)
 気がつけば私も津田恒美投手の歳を超えそうです。

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 あいかわらず話がブレてます。本筋のはずのポルシェから遠ざかっている気もします。まぁ、それを楽しむのかも。表紙カバーの下に主人公の左手について遊びがあったり。
 作中のレースカテゴリー、フォーミュラガイアの説明が入ったり。それに続き、作中のツーリングクラブ初開催。なぜかJAFに脚注が付いていたり。ガソリン携行缶がしれっとでてきますけどそっちは説明無し。一時の暫定税率騒ぎの時にもめていたと思います。ツーリング終了時に自分の車に入れる…という使い方だけ出てきます。
 最後の12時間耐久レースにユーノスロードスター(NA8C)で参戦。なぜポルシェでないかの方が気になる。

コミックス

 食べ物関連の漫画はたくさんありますが日本茶は初でなんとなく買ってみました。行く先には茶柱が立つ主人公が悩みを持つ客に移動茶店で様々なお茶を出して解決するのが基本パターン。表紙は無難な絵になっていますが各話ごとに主人公の決めポーズというか決め表情(?)があります。
 一話は父親の「そんなに茶が好きか」に対する一ページブチ抜きの回答
 二話は「お詫びに一煎入れました」
 三話は帯の裏側にも載っていてこの漫画の特徴を示す最後の一滴を落とすコマ
 普段何気なくお茶を飲んでいますが飲食店のキーワードだと思う「おもてなし」についても描いていたり期待以上の内容でした。かなり癖がある京番茶に出番があるのか?どう紹介されるかが楽しみでもあります。

コミックス

 思ったよりも早く街乗りピストvsロードが決着。和尚さんやminiが乱入してどうなるやらと思ったら勝負自体は普通に終わりました。しかーし、その後がキツイ。主人公や主要メンバーが修羅場へ突入。サイクルロードレースに限らずマイナースポーツは実際に厳しいと聞いています。

コミックス

 ポルシェで首都高バトル漫画だと思っていたらCHATELDON, TAVINA, SAINT-GERONとようわからん方向へ。この巻は脇道も面白いと思います。しかし、元が週刊連載のためか単行本一気読みするとおおよそ一巻ごとに話がぶっ飛ぶためストーリーの揺らぎが気になります。次の15巻ではポルシェ漫画なのに主要キャラが国産車に乗り換えたり。どこへゆく?
 ポルシェ911 964RSをはじめ私が普段走っているところでは見かけない(というか痛める可能性が高く入ってこないと思われる)車ばかりで面白いです。都内や首都高ではちらほら走っていたような記憶もあるので東京は不思議な街です。

コミックス,ロードレーサー

 まるきり別件でAmazon.co.jpに注文を入れていて気になった作品。2巻まで買ってみて非常に面白かったので6巻まで購入し7巻を予約しました。一気読みしたため寝不足です。
 話の構成や人物の背景が良くできていてロードで走らなければならない、しかもいきなりヒルクライムレースに出なければならない状況の作り方がユニークです。