PROXES R1R 1200km走行

 消しゴムとかインチキラジアルとか言われたい放題のR1Rですけど付けて1000km程走った感想としては「意外に普通」です。購入直後の感想でも書いたとおり、低速ではノイズも静かで乗り心地も普通です。台風が接近してきて濡れた路面も走りましたがさすがに食いつきはREGNOなど問題にならないほど良くグリップします。鳴き具合もNHW20ごときの出力では完全にタイヤに負けるようでタイヤが濡れた状態でペイントの上でハンドルを切ると鳴くぐらいで通常走行でスキール音は発生していません。このタイヤを鳴かせるのは相当な運転が必要なようです。逆にいうとREGNO GR-XTは濡れると低速でも簡単に鳴きます。まぁ、コンセプトが全く違うのでしょうが無いですけど。
 音で気になるのはタイヤハウスとの間に隙間ができるためか、あるいは何も考えていないようなトレッドパターンのせいかメーター読みで60km/h付近で共鳴音らしき音がタイヤ側から回り込んできます。低速では気にならず高速道路ではエンジン音や風切り音の方が大きくなるためその中間の微妙な速度域ではREGNOと比べて気になります。比較対象が静音を売りにしているタイヤなのでもっと一般的なタイヤとの差は小さいと思います。窓を開けてみても騒音というレベルではありません。やはり、トータルの騒音では余裕で原付に負けます。マフラー替えてスポーツラジアル(メーカー分類による)を履いていてもです。
 音よりも公道走行で問題になりそうなのはあまりの高速安定性で高速走行時に速度の感覚がなくなり気がついたら驚くような速度になっている点です。非対称パターンだ何だと小細工などしなくても実質コンパウンドだけで直進安定性は確保できるようです。耐摩耗性は思いっきり犠牲になってますが。高速での進路変更もサスを変えたかのような安定度でREGNOではきつそうな戻し方をしてもおつりが来ません。速度記号V(240km/hまで)は明らかにオーバースペックです。195/55R15サイズでの主なターゲットと思われるシビックタイプR(現行FD2でカタログ値最大220PS)に合わせている模様です。通常100PSも出ないNHW20では高速道路でも使い切れません。唯一使えそうな状況は犬打峠など斜度10%を越える激坂での低速高負荷走行時ぐらいです。REGNOでは輪留めを使わないと停めておくのも危なそうな急な坂でもR1Rはピッタリ止まります。←こうゆう用途は想定外かもしれません。
 もう一つの問題点は噂通り巻き上げる砂や小石の量は尋常では無く台風による強風で路面が汚れた状態では色々なものが車体下部やリヤバンパーを叩きます。水たまりにタイヤが漬かるとこれまでのタイヤでは無かったようなルーフを軽く越える巨大な水柱が上がります。市街地では泥はねに要注意です。市街地は市街地で煙草の吸い殻やビニール袋など道路上のゴミを掃除用のコロコロのように吸い寄せタイヤがゴミだらけになります。
真横から見ると普通(R1Rを知らなければ)。
トレッドパターンを見てびっくり。
 そうそう、このタイヤで評価するべき点としては全サイズリムガード付きという点があると思います。超扁平タイヤだけだと思っていたので現物を見てホイールからせり出していて驚きました。改めてカタログを見ると小さく※全サイズ「リムプロテクター」付ですと明記されていました。見た目的にはイマイチですけど悪路を走行するには助かります。
 いずれにせよ、ダブルタイヤになったかような恐るべきグリップは良い悪いは置いておいて別世界です。耐摩耗性や燃費についてはもう少し走ってから載せます。
 現時点でリピートしたいかと聞かれたら答えはノー。当初目的地である十津川村に警戒区域まで設定されてしまいました。R168はともかくR425は当分無理そう。他人にはお勧めできません。ですが、話題になるタイヤではあります。

Prius ODD Meter 157662km.