車検整備と同時にドライブレコーダーの取替も京都トヨペット七条本店に依頼しました。2010年1月10日取付の純正ドライブレコーダーDRT-H59を約9万km/2年使ってきましたが以下の問題点があり取り替えることにしました。静止画動画を問わずデジカメの進化は異常に早くあっというまに陳腐化します。
- ACC=ONなおかつマニュアル操作ないし加速度を検知しなければ録画しない(撮り逃しの懸念)
- ナビ接続キット無しの単体では再生できず専用ソフトが必要(PC必須)
- 記録媒体が1GBのSDカードのみ(容量固定)で自動記録件数20sec*10件だけと少ない
- 約31万画素と解像度が低くナンバープレート読み取り不可能
一言でまとめると、現場に「何があったか」がその場にいた人にだけ漠然と分かる程度で画像だけをみて把握するのが困難です。残したいデータを取った後は最寄りの停車可能な場所に停めてSDカードを入れ替えるという面倒な作業が必要でした。信号待ちがある一般道はともかく、雪山や高速では一人乗車では実質交換不可能。停めてから入れ替えたら既に上書き後だったことも何度か。
初めて載せたので使ってみていろいろ分かった点も多いです。特に車速パルスとGセンサ、映像の3点を解析することでNHW20の加速Gリミッタの動作やブレーキの限界(主にタイヤのグリップによる)、ABSの動作状態が分かりました。この辺りの詳細は安全に直結しメーカーが開示すべき項目だと思うので私は書きません。私のNHW20にはVSC(車両安定制御システム)は付いていませんが付いていたら警告灯の点灯確認をしたと思います。
少なくとも警察に提出しなければならないような大きな事故が目撃を含めて無かっただけでも助かりました。
本題の新型ドライブレコーダードライブマン720Sで注目した仕様は以下の部分です。
- ACC=ONで常に録画(ファイル間のギャップmax50msecだけがブランク)
- ACC=OFFしてからの駐車中も1fpsで3時間保存
- 液晶パネルを搭載し写り具合、撮影動画の確認がPC無しでもその場で可能
- 記録媒体が最大32GB(SDHC)、圧縮状態にもよるがメーカー目安16時間程度記録可能
- 92.16万画素の720pハイビジョン(1280x720pixel, 27.5fps)記録
おまけとして.MOVという汎用フォーマットで保存されるため、特別な再生ソフトは不要です。YouTube等に簡単にアップロードできます(これは善し悪しですけど)。既に同型機の撮影動画が多数アップロードされていますが百聞は一見にしかずということで当たり障りが無さそうなのを公開します。
R162堀越峠北側雪道走行(5min)
北陸道夜間雪(5min)
縦揺れとスノーシェルターやトンネルから出るときの白飛びが気になります。それでもDRT-H59と比べると圧倒的な解像度と画質です。30fpsと27.5fpsの違いは流して見ただけでは分かりません、コマ送りにするとフレームレートより解像度の差が歴然とします(私の想像ですけどLED信号機との兼ね合いでわざと30fpsを外している?)。加速度や速度は記録されませんが画像だけで何が起こったかはこちらの方がずっと分かりやすくカメラとしての本来の機能が飛躍的に向上したと思います。
新しいレコーダーはまだ使い始めたばかりなのでボチボチ書きます。(まとめる時間がさっぱり無い!)
後日追記)どうも実際に使っていると32GBのSDHCカードで記録できるのは14時間ちょいぐらいのようです。何周かしている1枚を引き上げてみたら204ファイル、14:36:13、29.8GB(Windowsエクスプローラでの数値)でした。実際にはセキュリティモードで1fpsになっている部分があるので実際にはもっと長い時間を記録しています。それを差し引いて確実にデータを引き上げるためには半日走行で入れ替えでしょうか。